くらし 小海町簡易水道運営審議会の視察研修が行われました

去る10月7日~9日、小海町簡易水道運営審議会の視察研修が行われました。
大阪府高槻市にある大冠浄水場では、地下水をくみ上げて浄化する設備や中央監視室における24時間体制の監視システムなど、各家庭に安全でおいしい水道水を届けるまでの過程を見学させていただきました。
一方で小海町では、浄水場を持っておらず、湧き水を集水し各配水池にて塩素滅菌を行って水道水を供給しており、自然に恵まれた環境であることを再認識するとともに、有限で貴重な資源を効率的に活用し、今後も持続的な水道サービスの提供につながる経営に努めたいと感じました。
また、大阪・関西万博では近代の再生技術や科学技術の進歩に触れ、学ぶ良い機会となりました。万博会場で最大のパビリオンである「日本館」では、「循環」をテーマとした展示が行われ、循環型社会の実現を目指したものづくりのひとつとして、藻類とカーボンリサイクル技術を組み合わせたバイオマスプラスチックの生成など技術の発展を体感しました。とりわけ、会場内で出た生ごみを発酵させバイオガス発電したり、生ごみから出た汚れた水を微生物の分解作用やろ過膜を利用して水質浄化を行うなど、ごみからエネルギーと水を生み出す仕組みが循環型社会を視覚化し興味深いものでありました。