- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年8月号
『オブシディアン(obsidian)』とは、英語で黒耀石という意味。黒耀石の代表的な原産地は、我が町の和田峠・星糞峠(ほしくそとうげ)をはじめとした霧ヶ峰・八ヶ岳一帯に密集しています。
■第21回 黒耀石のふるさと祭りOBSIDIAN FESTIVAL
会場:黒耀石体験ミュージアム・星くそ館
入場無料
2025.8/30(土)10:00~14:00
※その他詳細は本紙またはPDF版をご覧ください。
■輝きは、さらに磨かれ次の未来へ。
(祝)長和町合併20周年
◇第21回黒耀石ふるさと祭り
8月30日(土)に鷹山の黒耀石体験ミュージアムにおいて、第21回「黒耀石のふるさと祭り」が依田窪南部中学校2年生の協力を得て開催されます。
お祭りの特別なイベントとして、星糞峠の黒耀石鉱山へ向かうシャトル便を30分おきに運行し、『星くそ館』では展示の解説を行います。今年も、既に4千人を超える見学者が訪れていますが、まだご覧になっていないという方は、ぜひ、この機会をご利用ください。
ワークショップとしては、明治大学の黒耀石研究センターにおいて、黒耀石の産地を当てるクイズが開催されます。黒耀石の鑑定士(かんていし)を目指して、皆さんもチャレンジしてください。ミュージアムの周囲では、動く動物の的をねらう弓矢の体験、フェイスペイントで縄文人に変身し、記念の缶バッチをつくる体験があります。そして、ミュージアムの第2駐車場では黒耀石鉱山の発掘地点から運んできた採掘排土(さいくつはいど)を調べる『発掘再体験』のワークショップが開催されます。『発掘再体験』は、縄文人が掘り捨てた大量の土砂の中から、未発見の縄文土器や石器を探すというものです。およそ百年計画で、全ての土砂を分析する予定ですが、今年から長門小学校の6年生・和田小学校の5・6年生が地域学習の一環として協力してくれることになりました。
黒耀石体験ミュージアムは終日入館無料です。館内では、午前中は有料の黒耀石の石器づくりに参加することもできます。また黒耀石のふるさと祭りの関連イベントとして、8月5日から9月7日の期間で、縄文アートの活動家としても知られる、なが山房子(ふさこ)さんの絵画展『星糞まんだら展』を開催しますので、ぜひ、ご覧ください。
午後のメニューとして、こちらも恒例となりました、葦木(あしき)啓夏(ひろか)さんによる『黒耀石の森コンサート』を星くそ館前にて開催します。
平成16年から始まった黒耀石のふるさと祭りは、全国からお客様が集まる参加者千人規模の大きなイベントでした。コロナ禍(か)以降は小さな規模で持続してきましたが、長和町合併20周年の今年から、このお祭りを支えてくれていた地元の小学生・中学生の参加が復活したことは、とても嬉(うれ)しく、心から感謝しています。手づくりのお祭りを、また一から育てていきたいと思いますので、町の皆様の応援を頂きたいと存じます。