- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年11月号
~地域と連携した教育活動、体験的な活動の充実(南中応援隊)(1)~
依田窪南部中学校の特色は、地域とともに学ぶ「総合的な学習の時間」です。題して「地域未来プロジェクト」。1年生では「知ることで地域が身近になる『地域発見の旅』。2年生では「交流することで地域とつながる『職場体験学習』。3年生では「自分とつながっている地域のために発信する『アントレ学習』。つまり3年間を通して地域を学び、地域の方々と交流し、地域の未来を考えます。学習の成果は毎年9月に行われる「紫苑祭」で発表されます。
今回は2年生の取り組んだ「職場体験学習」から、小学生児童(保育園児含む)と中学生が直接つながる様子を長門小学校中心に紹介したいと思います。
■中学校生徒が保育園児や小学校児童と関わる「職場体験学習」の様子から
中学2年生は、7月16日(水)~18日(金)の3日間(事業所によっては2日間)、長和町・上田市武石地域の26事業所で「職場体験学習」を実施しました。毎年、地域の方とともに「働くこと」を体験する3日間は、職業について学ぶとともに、地域の事業を知り、地域の方々の人柄に触れる貴重な体験になっています。そんな中、自分たちが卒園・卒業した保育園・小学校で職場体験をした2年生がいました。
長門小学校では、職場体験の中で毎年中学2年生が後輩にあたる6年生の「中学校生活について」の疑問や知りたいことに答える時間を設定しています。今年も6年生は、事前に来年から進学する中学生生活についての、疑問(「一日のスケジュール」や「部活動」「授業の様子」)などを中学2年生に伝えてありました。当日は6年生から更に次々と質問が続き、あまりの質問の多さにさすが中学生も答えに戸惑う場面もありましたが、その都度中学生は、丁寧に答えていました。「教科担任の先生」や「給食」についての話では終始和やかな雰囲気でした。6年生にとっては、直接先輩方の話を聞くことで、中学校生活のイメージが少し持てたようにも感じました。
職場体験は、事業所の職員・スタッフ(大人)との関わりが大きな意味を持つように思いますが、こうした中学生の生徒と小学校児童・保育園児が直接関わること(子ども同士のつながり)にも大きな意味を持つことを強く感じた場面でした。
■「職場体験を通して学んだこと感じたことなど」*中学2年生の感想の一部
・自分よりも小さい子と関わることで、いつもと少し違う感覚も体験できて、すごくいい経験になりました。
・「教えて」と言われた時に、わかりやすく教えることが難しかったけれど、「ありがとう」と言われた時は、すごく嬉しかったです。
*次回は中学3年生の取り組んだ「アントレプレナーシップ学習」(通称:アントレ学習)を紹介いたします。
問合せ:教育委員会学校教育係
【電話】68-2127
