くらし 地域おこし協力隊 内田発

■3年間ありがとうございました!
こちらのコラムではお久しぶりです、内田です。
令和4年9月に着任してから、あっという間に3年間(任期満了)が経ちました。全国でも稀有な「日本で最も美しい村の推進」をミッションに、美しい村づくり推進委員会の運営、世界総会への参加、町村長との懇談や若手との横の連携、約40名の村内視察コーディネートなど、幅広い業務を担って充実した毎日でした。その中でも、「ぼろ機織り・さき織り」との出会いは、私の人生に大きな影響を与えたといえます。
もともと、私は建築士として東京のゼネコンで約7年間、渋谷などで都市開発を担当していたのですが、築浅のビルの解体・再開発を繰り返す日々への疑問から、“手触り感”のある仕事を目指して原村に移住。歴史の詰まった古いものに価値を感じる性格から、寒冷地特有の機織り文化と、楽しみながらその技術をつなぐ八ッ手・大久保の織り手さんたちの姿にとても惹かれました。
それからは、築100年の古民家を改修した機織り工房づくりや、累計100名の皆さんと手縫いした「美しい村タペストリー」を村内に飾るなどして推進する傍ら、“販売”を通じてさき織りを世界にPRすることを目的に「株式会社ムラシゴト」を起業(副業)。昨年には「BOLOCO(R)」ブランドを立ち上げて、現代の生活に合った製品を開発し、無印良品茅野店で2回開催したマルシェではご好評をいただきました。
これらが実現できたのも、快く受け入れていただいた住民の皆様や、貴重な機会をいただき臨機応変に対応いただいた役場の皆様のおかげです。私の想いと情熱はちょっとしたスパイス程度です。本当に感謝しています。
退任後の9月からも、引き続き原村に住み、村の地域づくりに関わります。まだまだがんばります!今後ともどうぞよろしくお願いします!

◎無印良品 茅野店1周年祭にも出店

地域おこし協力隊員 内田 将大