くらし 《特集》2026年新春インタビュー (1)

新年あけましておめでとうございます。
新たな年に向けて、白鳥町長と入杉議長にお話を伺いました。

■71年目の箕輪町が動き出す年。新しい発想でやっていきたいと思っています。
箕輪町長 白鳥 政徳

▽2025年を振り返って
昨年一番大きかったのは、箕輪町が発足して70周年という節目の年だったことです。関連するさまざまな行事を行なって過去を振り返り、町民の皆さんと一緒に将来・未来を語ることができました。
70年というのは、やはり長いですね。その間にあった、社会インフラや産業の動きなどを改めて認識しました。それを踏まえて、これからの未来を考えたときに、今の時代認識の中で、人口が減少する方向にあるということもあわせ、今後どういう町を作っていったらいいかということを考える一年だったと思います。
もう一つは、愛知県の幸田町と姉妹都市協定を結んだことです。これは、関東の豊島区と中京圏の幸田町の東西2箇所に、町の魅力を発信する基点ができたという意味でも、新しい力になると思っています。今後は、今までの行政主導の交流だけではなく、民間も含めて交流を進めることで、新しい展開ができると思いますし、災害を想定した場合でも、都心部だけでなく、中京圏ともお互いに応援し合うことができる、良い協定を結べたと思っています。
行政面では、ほぼ順調に予定した事業が展開できたと思います。
一番大きな事業は、ここ数年進めてきた、ゼロカーボンに関わる事業ですが、2030年にCO2の排出量を60%削減するという目標を立てて事業を実施してきました。その中では役場周辺の環境整備事業が竣工して動き始めたことで、ソーラーカーポートやV2Xというような、災害時に公用車を活用する対応や、できる限り自分たちで電力を作って消費していくという行動ができるようになりました。今後は、一般の事業所や家庭を対象として注力していきたいと思っています。
環境に関しては、7月に箕輪町が全国の8都市とともに「SDGs未来都市」に選定されました。人口減少の中で持続可能な町を作っているという点で、一定の評価をいただいたと思っています。評価の内容も、一次・二次・三次産業がバランスよく発達・発展していることと、教育・福祉・ジェンダーなどの多様性に積極的に取り組んでいる「箕輪町のポテンシャル」が評価されたと思っています。未来都市の名に恥じないような事業をこれから展開していかなければならないと思います。

▽2026年に取り組む課題は?
今年の課題として、まず、みのわテラスを「道の駅」にします。
今までも、賑わい創出の場所としては、一定のレベルに達したと思いますが、外から来る皆さんをお迎えするような施設が若干足りないと思っています。そこで、農業体験を行ったり、周辺の果樹園を観光果樹園にするなどして、みのわテラス周辺一体を「農産物の基地」にすることで、観光客の方にも喜んでいただけるような施設にしたいと思っています。
次に、今年5月、体育館と武道館が冷暖房完備で規模も大きくなり、より安全な施設に生まれ変わります。2年後には、国民スポーツ大会のフェンシング会場になり、また、災害時には避難所にもなる予定です。スポーツイベントや部活動の地域移行など、地域の元気を回復する目的と、もう一つの目的である、スポーツを支えるという意味において、スポーツ観戦などのイベントの企画を含めた振興計画を作りたいと思っています。オープニング行事としての記念大会の実施も検討しています。

▽町民へのメッセージ
個人的には、任期の最後の年なので、やり残したことのないよう、地域の皆さんのお役に立てる事業をやりたいと思います。