くらし 《特集2》令和7年度 箕輪町の予算(1)

令和7年度予算の詳しい内容や重点施策をご紹介します。

■令和7年度 一般会計予算額
121億8,000万円
(前年度比 △9億6,900万円、7.4%の減)
(※令和6年度 131億4,900万円)

■令和7年度予算テーマ
「町発足70周年 未来へ つなぐ えがく 持続可能なまちづくり」

令和7年度は、まちづくりの指針となる箕輪町第5次振興計画の後期計画の4年目の最終年度となります。今後も人口規模の維持を目標としますが、たとえ人口減少や高齢化が進む中でも、地域の活力を維持し、防災・交通・医療・福祉・教育などの基盤が確保され、安全で安心して心豊かに暮らせるまちづくりが必要です。
このため、喫緊の課題である人口減少・少子化の克服に資する事業とともに、令和6年に発生した能登半島地震の教訓を生かし、より安心して暮らすことができる箕輪町を実現する取組みを重点施策に位置付け、町の将来像である「みんなで創る、未来につながる、暮らしやすい箕輪町」を目指し、箕輪チャレンジ事業に係る施策を中心に、令和7年度の予算を編成いたました。
一般会計予算は、121億8,000万円(前年度比-7.4%)で、令和6年度と比べて9億6,900万円の減となりました。

◆町長施政方針
箕輪町長 白鳥政徳

令和7年度は、まちづくりの指針となる箕輪町第5次振興計画の後期計画の4年目の最終年度となります。人口減少・少子化については、こどもの健やかな成長のために、妊娠期からこどもが成人に至るまで、地域全体で喜びや楽しさを実感しながら子育てができる社会を実現するため、「箕輪町こども・子育て応援条例」、策定中の「箕輪町こども計画」を軸に、引続き、「みのわU・Iターン応援プロジェクト」や、「みんなで育てるみのわっこ」〜パパになるなら箕輪町ママになるのも箕輪町〜をキャッチフレーズとした各種取組みをさらに充実してまいります。
また、若者の人口減少・移住定住対策、結婚支援と生活基盤の安定対策、子育て、教育施策や、振興計画後期計画に追記した、ゼロカーボンシティの実現に向けた「ゼロカーボンの推進」や、新たな先端技術の活用による町民サービスの向上に資する「DXの推進」、安全安心なまちづくりについても積極的に取り組んでまいります。

◆重点施策
▽人口減少・少子化対策
移住定住推進事業につきましては、オンラインによる移住相談会・移住セミナーの実施や都市部での対面による相談会などに積極的に参加するなど、相談体制の充実を図ります。実際に箕輪町を訪れ体感していただく「田舎暮らし体験ツアー」の実施など、さらなる移住定住の促進を図ってまいります。
子育てに伴う経済的な負担の軽減を図るため、3歳以上児の幼児教育保育無償化、実費徴収となる給食副食費の負担軽減をはじめ、多子世帯の経済的な負担を軽減するため、こどもが保育園に同時に在園しているかいないかにかかわらず第2子以降の月額保育料及び副食費を無料とし、第1子についても保護者の市町村民税所得割課税額に応じて月額保育料及び副食費を軽減します。また、ひとり親等世帯の保育料の軽減も引続き実施します。

▽能登の教訓を生かした災害への備えの見直し
地区防災計画や防災マップ作成などで地域防災力の向上のための支援のほか、近年相次ぐ災害に備え、「能登の教訓」を生かした災害への備えの見直し、防災備蓄品の充実、住宅・上下水道の耐震化、指定避難所の施設整備、外国人など災害時弱者対策や、防災情報を確実に伝えるための防災アプリの活用などを図ってまいります。

そのほかにも、「町長への手紙」や「まちづくり地区懇談会」などでいただいたご提案の中からも、予算化できた事業があります。行政施策の主役である町民のみなさまのご意見を積極的に取り入れた施策を展開していきますので、引き続きご協力をお願いします。