イベント 戦後八十年 戦没者慰霊祭

六月二十一日(土)に上松町戦没者遺族会主催による戦没者慰霊碑周辺の環境整備と、令和七年度上松町戦没者慰霊祭が行われました。
慰霊碑周辺の環境整備や慰霊は元々遺族会のみで行っておりましたが、遺族会の高齢化が進み会員だけでの実施が困難となったため、令和四年から上松中学校に協力をお願いし実施しており、今年は一年生から三年生までの生徒十三名と校長先生をはじめとした三名の先生方、社会教育主事の合わせて十七名がボランティア活動として参加しました。
整備作業では、中学生と遺族会の方々が協力しながら、慰霊碑の清掃や草取りを一時間ほど熱心に作業しました。
作業に引き続き、戦没者慰霊祭が執り行われました。今年は、戦後八十年の節目の年として町と遺族会の共催で執り行い、遺族会を代表して征矢会長が式辞を述べた後、上松町長と上松町議会議長から亡くなられた方々への追悼の辞を捧げました。また、参加した中学生全員が慰霊碑の前で「平和への願い」として、一人一人の平和や反戦への思いを込めたメッセージを捧げました。最後に、遺族会の方々や来賓、中学生等ボランティア参加者による献花が行われ、明治十年の西南戦争、日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争で亡くなられた戦没者二八七名の冥福を祈りました。