- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県白馬村
- 広報紙名 : 広報はくば 2025年9月号 Vol.588
下校後の小学生を対象とした事業には、保護者の就労時間に合わせてお預かりする「放課後児童クラブ」と、週1回開所する「放課後子ども教室」があります。放課後子ども教室では、地域の方との交流を大切にしており、毎年ボランティアの皆さんにご協力いただいています。今回は、7月17日に白馬南小で行われた活動の様子をご紹介します。
白馬南小放課後子ども教室は、今年度木曜日に年間30回の開所を予定しています。この日は夏休み前最後の開所日で、地域のボランティア団体「Wanders Art and Music」さんによる約90分間のリトミックとアートのプログラムを行いました。
リトミックでは、音やお話をよく聞くことを大切に、自然の音に耳を傾けたり、ピアノの音に合わせてスカーフを振ったり、海の生き物になりきって体を動かしました。担当の服部さん(村内のピアノ講師)が演奏するベートーヴェンの名曲「エリーゼのために」に耳を澄ませ、作曲家の思いがどのように音に現れているのかを真剣に感じ取る子ども達の姿が印象的でした。さらに音楽と芸術の融合として、ピアノに合わせて紙にクレヨンを走らせる活動も行いました。点を打ったり、渦を巻いたり、紙いっぱいにはみ出すほど大胆に描く子もおり、「紙からはみ出すの楽しい!」という声も上がりました。
アート活動では、紙芝居で地球の歴史を学びながら、それを1メートルのリボンに表す作業を行いました。「地球って2回も凍ったの?」「この生き物知っている」「人間のところが狭いね」といった声が飛び交い、色やスタンプの配置にもこだわった個性豊かな“地球史リボン”が完成しました。最後に、「地球の歴史の中で、人間が生きている時間はほんのわずか。そんな中でやってみたいことは?」と一人ひとりに問いかけ、活動を締めくくりました。終了後は、お迎えの保護者に興奮気味に活動内容を報告する子ども達の姿が見られ、充実した時間となりました。
「Wanders Art and Music」の皆さん、ご協力ありがとうございました。なお、同様の活動を北小子ども教室でも10月6日(月曜日)に実施予定です。
放課後子ども教室では、地域ボランティアを随時募集しています。子どもたちに豊かな経験を届けるため、ぜひご協力ください。
また、月曜日・木曜日の14時から17時に小学生と関わっていただける指導員も募集しています。経験や資格は問いません。白馬村の未来を担う子ども達と一緒に活動してみませんか。詳細は白馬村こども家庭センターまでお問合せください。北小学校の児童も募集中です。詳しくは白馬村行政公式ホームページをご覧ください。
お問合せ:白馬村こども家庭センター(白馬村教育委員会 子育て支援課内)
【電話】0261-85-8101