くらし 議会だよりNo.278(4)

◆過去は変えられないが、未来は変えられる。無いものは、作ればいい。
丸山邦久議員

▽東京ってそんなに良い所か
[質問]
東京の可処分所得の平均値は高いが、その中央値を見ると、長野県の方が高い。東京にはとんでもなく高い所得の人がいるためである。さらに、基礎支出(食糧費・家賃・光熱水道費)が一番高いため、良い生活ができるとは言い難い。この地域に住み続ける魅力としてアピールした方がいいと思う。
出生率を増加するには、若者の村外流出を防ぐ、結婚を促進する、子育て世代の流入を図ることが有効と考えるが、村長の考えと対策は。
[村長]
有効かといえばそのとおり。
村に戻ってきてもらうために、奨学金の返還支援事業、UIJターン就業創業移住支援補助事業などを実施している。
また、子育て世帯の流入対策としては、住環境整備として家賃補助、住まいづくり補助金、子育て世帯の大規模リフォーム補助金、民間事業者が建てる賃貸住宅建設補助事業、村営住宅建設事業、宅地造成や分譲事業などを実施している。

▽ちゃんと稼げる就職先がない
[質問]
岡山県奈義町(なぎちょう)は、合計特殊出生率が2・5を切らない。木島平の令和4年の合計特殊出生率は1・42。明らかに奈義町の方が出生率が高い。
奈義町は、工業団地を造っており、800人の雇用を生み出している。生活できる基盤が整っており、同じような子育て支援策でも効果が高い。
[村長]
産業振興、若い皆さんの定住、それら全てが少子化対策に結びつくという認識である。

▽農業と観光の振興策
[質問]
令和8年度地域再生マネージャー事業補助金交付申請書(案)の中で、木島平村の一次産業の付加価値生産額は166万円であり、全自治体1741中1444位である。また同様に、第三次産業は663万円で、1741自治体中1588位である。
村長は、これまで木島平村を「農業と観光の村」と何度も発言していた。この結果についてどのように考えているか。
[村長]
付加価値の増加による村民所得の向上が必要と考えている。
[産業企画室長]
第一次産業、第三次産業ともに小規模な事業者が多いためと考えられる。
販売規模と付加価値を高めること、他地域との差別化、ブランド化が重要。米は、市場で一定の評価を得るに至っているが、他の農産物や観光事業においては、木島平ブランドの確立ができていない。

▽そばの収量をどうやって増やすのか
[質問]
農業振興公社に確認したところ、そば粉はもう全量販売されている。
どのようにして木島平産そば粉の取扱店を増やすのか。
[産業課長]
そば栽培は遊休荒廃地対策の有効な手段であり、これを原料としたそばは村の特産品の一つである。
そのため、農業振興公社による生産体制の構築に向けて、必要な支援をする。具体的には、令和9年度に乾燥機を増強する予定をしている。

▽調布市との姉妹都市提携について
[質問]
今スキーシーズンから、調布市中学校スキー移動教室が木島平で開催されなくなった。木島平の観光にとって大きな損失である。
このようなことになってしまった原因は何か。
[村長]
大きな要因は、保護者負担の軽減にあると思っている。
[質問]
対応した副村長、当時の話を再度してほしい。
[副村長]
当時の調布市の教育長が来て、スキー移動教室を中止にするという内容だった。私の記憶にあるものは、保護者の金銭的負担である。
また、八ヶ岳の施設改修に伴って、調布市としても施設の有効利用を進めなければならないというような理由があったと記憶している。
[質問]
調布市は大人の対応をしたとは考えなかったのか。一方的に調布市の事情といえるのか。
調布市の市民スキー大会も今後は木島平でやらないという情報もあるが、友好関係に傷がつかないか。
[村長]
友好関係に影響はないと考える。