子育て 市子育て情報 Vol.7すくすくえなっ宝通信

■今回は、こども家庭センター相談員からのコラムをお届けします

先日、還暦を過ぎた仲間と集まった席で、小学生の頃の思い出話に花が咲きました。

山あいで育ったAさんは、4キロメートル離れた学校へ友達と歩いて通っていたそうです。遊びながらの登校で、遅刻ぎりぎりになることもしばしば。田んぼの土手で休んでいるうちにうとうと眠ってしまい、後ろから来た上級生が起こしてくれたこともあったとか。やがて自分が上級生になり、今度は下級生の子を起こす番に。畑仕事をしていた地域の方が声をかけてくれたことが、大人の仲間入りをしたようでうれしかったと話していました。

一方、住宅街で育ったBさんは、学校が終わるとランドセルを玄関に置き、母の怒鳴り声を背にそのまま外へ。野球や鬼ごっこに夢中になり、日が暮れるまでみんなで遊んでいたそうです。

話を聞いていたCさんは、ふと孫のことを思い出しました。雨の日は車で送り迎え、家ではゲームやオンライン通話で友達とつながっている姿を見て、「今は遊び方も関わり方も変わったなあ」と感じるそうです。けれど、そこにはいつも「子どもを大切に思うまなざし」があります。形は違っても、子どもを思う気持ちは昔も今も変わりません。

まもなく親になられる方、子育て真っ最中の方。子育て支援課内のこども家庭センターに、少しおしゃべりに来ませんか。子どもを思うが故の悩みなど、気軽に相談ください。一緒に頭をひねり、よりよい知恵を探りましょう。

問合せ:こども家庭センター(子育て支援課内)
【電話】26-6820