- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県恵那市
- 広報紙名 : 広報えな 2025年11月号 No.400
里親制度は、さまざまな事情で家族と暮らせない子どもたちを一般の家庭で預かり、社会のみんなで育てていく「子どものため」の制度です。
本年10月時点で、県内で家族と離れて暮らす子どもは472人。そのうち里親家庭で暮らす子どもは63人(東濃地域で9人)です。この数を見ると、子どもの数に対して里親の数が不足していることが分かります。この機会に里親について考えてみませんか。
■里親の種類

▽里親になる条件
1.子どもの養育に理解と熱意があり、豊かな愛情を持っていること
2.法律違反や、子どもへの虐待などの問題がないこと
3.収入が安定していること
4.養育に適した生活環境であること
5.里親登録のための研修を修了していること
▽里親になるまでの流れ
相談…里親支援センターや子ども相談センターに相談し説明を受ける
研修…里親登録のために研修を受講する
訪問…里親支援センターや子ども相談センターの職員が自宅を訪問し、家庭状況などを確認する
登録…県の審査を経て、里親として認定される
子どもと出会う…面会、外出、外泊などを通して子どもと交流する
委託…子どもとの生活が始まる
■里親QandA
Q:里親になるために資格は必要?
A:特別な資格は必要ありません。子どもの成育歴や家庭状況を理解し、子どもが健やかに育つよう、愛情と誠意を持って養育をしてください。
Q:里親の年齢制限はあるの?
A:原則としてありません。安定した養育が可能な年齢であるか考慮される可能性があります。
Q:子どもの養育費は里親が負担するの?
A:いいえ、子どもを育てるために必要な生活費や教育費、医療費などが県から支給されます。
Q:自分の子どもがいても里親になれる?
A:なれます。その場合は実子の意思も大切にしてください。実子の理解を得て里親になることが望ましいです。
■里親の声
▽養育里親Sさん
「子どもが安心して親元に戻れるよう、「応援団」として関わっています。泣いたり笑ったりして少しずつ成長していく姿に毎日励まされています。」
▽養子縁組里親Aさん
「大人だけの生活が大きく変わり、今は子どもが中心の毎日。それがすごく幸せです。」
▽養育里親Iさん
「当たり前の日常を提供することを大切にしています。初めは不安でいっぱいだった子の表情が、日に日に和らいでいくのを見ると、安心安全を感じてもらえたとほっとしています。」
■もっと知りたい方へ
東濃地域を担当するのは、里親支援センターむぎのほ。もっと知りたい方、興味のある方は問い合わせください。
▽里親支援センターむぎのほ
〒509-9131 中津川市千旦林1468-33(地域交流ホーム麦の穂会館内)
【電話】0573-64-8229
■里親カフェに参加しませんか?(参加無料)
日時:11月15日(土)午後2時~4時
場所:明治天皇大井行在所
料金:無料
対象:里親に関心がある方、里親、地域の方など
申し込み方法:申し込みフォームから申し込む。
※申し込みフォームは、本紙をご覧ください。
▽里親カフェとは?
地域の方と里親さんが気軽に交流できる場所。
定期的に地域の身近なカフェなどで開催します。
問合せ:こども家庭センター(子育て支援課内)
【電話】26-6820
