くらし St.George⇔揖斐川町国際交流
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- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年12月号
揖斐川町とアメリカ合衆国ユタ州セントジョージ市は1989年から互いの町のマラソン大会を通じて国際交流を深めています。
1998年からはマラソン交流に加え、中学生交流も行っています。今年の様子をお届けします。
■セントジョージ→揖斐川町 11月5日(水)~11月10日(月)
セントジョージマラソンの成績優秀ランナーや地元の中学生など総勢30名が派遣団として訪れました。今年はマラソン交流34回目の年であり、セントジョージ市職員のロバート・マイヤーズさんが派遣団の団長を務められました。
ランナーとして出場した7名は全員完走されました。
揖斐川町滞在中は、町内のホームステイ先のお宅で日本文化に触れ、日本の生活を満喫されました。また、中学生派遣団の皆さんは、北和中学校との交流会にて、生徒同士の交流を深めていました。
■揖斐川町→セントジョージ 10月1日(水)~10月8日(水)いびがわマラソン2024で優秀な成績を収められたランナーの皆さんがセントジョージ市を訪れ、2025セントジョージマラソンに出場されました。
ランナーの皆さんからの報告書を掲載します(一部抜粋)
▽総合男子優秀ランナー 西川朋秀(にしかわともひで)さん
ハーフマラソンに出場しましたが、自己ベストを3分以上更新し、総合第3位といった想定を上回る結果を残すことができ大変嬉しく思います。ともに出場した他の3名も全員自己ベストを更新でき、皆で喜びを分かち合うことができた大会となりました。今回のマラソン派遣を通じてより高みを目指していきたいと強く思いましたのでこれからも練習に励んでいきたいと思います。このような貴重な体験ができたのは歴史ある揖斐川町とセントジョージ市のマラソンを通じた交流のおかげですので感謝するとともにこれからもマラソンを通じた交流を続けていただきたく思います。
▽総合女子優秀ランナー 小田恵梨(おだえり)さん
私にとってホームステイは初体験。言葉の壁はありましたが、伝えようとする気持ちと日々の交流を重ねることで、言葉の壁を感じる事もなく家族の一員として充実した時間を過ごすことができました。
日本では見ることのできない赤い岩や谷に囲まれた広大なる自然に満ちた圧巻のコース、この景色を見ながら走れるのは最初で最後かもしれない…と思い、一歩一歩を大事にゴールを目指し、入賞する事ができました。この先もホストファミリーや現地の姉妹都市関係者との、心のこもった温かい交流が続きますように。
▽町内男子優秀ランナー 石原幹男(いしはらみきお)さん
昨年いびがわハーフマラソンに初エントリーした結果、町内上位入賞となり、周囲の後押しで派遣参加を決めました。そして最高の目標であったサブスリーを達成しました。初のアメリカでのホームステイという環境も不安ではありましたが、リラックスできる環境を整えてくださり、普段味わえない素晴らしい経験の数々を提供いただき、とても充実した時間を過ごしました。セントジョージの方々の温かさに感謝です。
▽町内女子優秀ランナー 岡田魅奈(おかだみな)さん
ホームステイ先では、同年代のご夫妻と子育ての「あるある」を共有し、子どもたちとは、トランポリンや折り紙などで楽しく交流しました。
レースでは、「みんなが待っている」という思いだけを支えに前へ進み、結果は自己ベストを大幅に更新する3時間15分35秒でゴール。この記録は、応援してくださった方々、協力してくれる家族、そして一緒に練習してくれる仲間の支えがあってこそ達成できたものです。この派遣での出会いと経験は、私にとってかけがえのない宝物です。
中高生は来年1月にセントジョージ市を訪れます!
■中学生・高校生海外派遣事業派遣認定書交付式
9月25日(木)、揖斐川町役場で令和7年度中学生・高校生海外派遣事業派遣認定書交付式が行われました。
この事業は、マラソン交流を続けているアメリカ合衆国ユタ州セントジョージ市に、町の将来を担う中学生と高校生を派遣し、現地の人々との交流を通じて、文化や歴史などを学び、国際性豊かな人材の育成を図ることを目的として行われています。
今年度の派遣は、第26回目となります。今回派遣される22名の生徒は、町長から派遣認定書を手渡され、研修への意気込みを語りました。
なお、派遣期間は、来年1月15日(木)から23日(金)までです。
