- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年12月号
■まちの学校教育を発信します!
皆さんこんにちは。教育委員会教育長の香田静夫です。
今年度、町内の小中学校では、「たくましく豊かな心をもった児童生徒の育成」という目標を共有し、一人一人に「生きる力」を育み、ふるさとに誇りと愛着をもち、相手を思いやる心を育てようと、教育活動の工夫改善に努めています。
そこで、広報「いびがわ」今月号をスタートに、各学校の特色ある教育活動について紹介する特集を掲載し、町民の皆さんに揖斐川町の学校教育について知ってもらい、応援していただこうと考えました。まずはキックオフとなる本号では、揖斐川町教育委員会の取組みを紹介させていただきます。
■「教育委員会」って何?
名称は聞いたことがあるけれど、詳しくはよく分からないという方も少ないと思います。
教育委員会は、教育長と教育委員による合議体で、地方公共団体としての意志決定を自ら行い、外部に表示できる機関として、すべての自治体に設置されています。一般的には次の図のように組織されており、教育行政における重要事項や基本方針を決定するとともに、教育長がその事務を執行しています。
なお、教育長および教育委員は、地公共団体の長が議会の同意を得て任命し、任期は教育長3年、教育委員4年とされ、再任も可能となっています。
揖斐川町では、月1回の定例会と研修会および臨時会等を開催しており、事務局は、役場3階に学校教育課と社会教育課を置き、地域の学校教育や社会教育、文化、スポーツ等に関する業務を担当しています。
■教育委員の専門性を活かした研修と提案
本町の教育委員は、中部学院大学教育学部長(小林直樹委員)、西濃学園高校教員(折戸克明委員)、元幼稚園教諭(松井乃里子委員)、会社勤務の傍ら伝統文化の伝承に尽力されている保護者(八幡雅夫委員)の4名です。
こうした皆さんの高い専門性を、互いのスキルアップや学校教育や社会教育の一層の充実に活かさない手はないと考え、毎月の定例会終了後に時間を設け、具体的な研修と提案を行っています。
この日は、「幼児教育の大切さ」をテーマに、松井委員が幼稚園の先生さながらに腹話術を使って講話をされました。
「幼児教育では、子どもたちが遊びを通して考える力や創造性、社会性等を育むことを大切にしています。そのため、子どもたちの好奇心を喚起する環境構成の工夫や気付きを引き出すような教員の関わりが重要になります。小学校の先生方にも、こうした指導・援助がなされるよう期待しています。」
このほか、今日的な教育課題等を取り上げて学び合っています。
「教科書採択のしくみ」(6.5.31)
「被災地支援に学ぶ」(6.6.26)
「揖斐川町の薬草文化」(6.9.30)
「いじめの未然防止」(6.10.21)
「不登校児童生徒支援」(6.11.26)
「幼児教育の大切さ」(6.12.24)
「仏教と道徳」(7.1.31)
「ポジティブ行動支援」(7.2.17)
「教育委員会はどこ?」(7.4.28)
「学校教育の在り方」(7.5.26)
「揖斐川町こども計画」(7.8.26)
「未来につなぐ食育」(7.11.19)
■まちの教育をもっと魅力あるものにしたい!
「行政」と「現場」は、車の両輪の如く連動することが不可欠です。教育行政の一端を担うまちの教育委員会は、これからも研鑽を積み、所管する「現場」の力になれるよう頑張っていきます。
問合せ:学校教育課
【電話】23‒0115
