- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年12月号
■「揖斐川町学校教育の在り方審議会」からのお知らせ(教育委員会)
▽学校教育の在り方を考える
この度、揖斐川町における児童生徒数の推移を踏まえた適正規模、適正配置および教育環境の整備等について町民の皆さんと一緒に検討していく必要があると考え、町長の諮問機関として「揖斐川町学校教育の在り方審議会」(以下、審議会)を設置しました。
審議会では、学校の統合・再編をどうするか、ということだけなく、これからの変化の激しい社会をよりよく生き抜く子どもたちを育てるため、どのような環境を整え、どういった教育を行っていくとよいのかなどについて、今後の方針を示していただこうと考えています。
審議会は、学識経験者、地域住民、保護者、教職員等、13名の委員で構成する「通常会議」と中学生、高校生、大学生等を加えた20名の委員で構成する「拡大会議」とで組織し、今年度と来年度の2年間をかけて「答申」をまとめていただくこととしています。
▽第1回審議会の報告
第1回審議会(拡大会議)は、7月30日に開催しました。
会議では、委嘱状の交付に続き、委員長および副委員長の選出を行い、委員長には、秋山晶則委員(岐阜聖徳学園大学教育学部長)、副委員長には、佐木みどり委員(揖斐幼稚園理事長)がそれぞれ就任されました。
その後、町長より、将来を見据えた小中学校に必要な教育の在り方について、基本方針等を提言されるよう、審議会に「諮問」するとともに、「揖斐川町の学校教育の現状と課題」について説明しました。
意見交換では、委員の皆さんから、次のような意見をいただきました。
・少人数の学校にもよいところはあるけれど、社会性を身に付けるには、多くの友達と関わることができるような環境も必要ではないか。
・これまで大切にされてきた地域に根差した教育を今後どのように引き継いでいくとよいのか。
・揖斐川町では、タブレット活用がとても進んでいるので、今後もICTを活用した教育を充実させてほしい。
・小学生と中学生が一つの校舎で学び、生活する「義務教育学校」という形態もあると聞いたが、具体的なメリットやデメリットを知りたい。
▽第2回審議会の報告
第2回審議会(通常会議)は、10月9日に開催しました。
会議では、町民や児童生徒、教職員の皆さんを対象にした「アンケート調査」を実施すること、小学校区ごとに「地区集会」を行うこと、事例紹介を交えた「シンポジウム」を開催することを決定しました。
まず、アンケート調査は、揖斐川町の教育に対する町民の皆さんの意見を把握し、今後の学校教育の在り方を検討するための基礎資料とすることを目的に実施することとしました。
また、地区集会は、町民の皆さんの意見を対面で聴取することを目的に、審議会委員と教育委員会事務局が参加して開催することとし、地域の大人から子どもまでどなたでも参加していただけることとしました(実施中)。
そして、シンポジウムでは、先行する地域の事例や教育制度の効果に学び、今後の学校教育の在り方を町民の皆さんと共に考える契機とすることを目的に開催することとしました。
特に、事例発表1では、学校統合に込められた地域住民の願いや自治体の意向、統合にあたっての課題等について話していただきます。
また、事例発表2では、義務教育学校に関するメリット・デメリットについて示唆いただくとともに、設置が進められている現状について話していただきます。
「学校教育の在り方シンポジウム」
日時:12月13日(土)13時30分~16時
会場:揖斐川町地域交流センターはなもも・ホール(申し込み不要、入場無料)
▽インフォメーション
これまでの審議会の議事録・配布資料については、揖斐川町教育委員会ホームページにて公開しています。
