くらし ~シリーズ~「川辺かるた」で巡る川辺の魅力

◆ほ
「ほたる舞(ま)う 神坂川(かんざかがわ)で 夕涼(ゆうすず)み」
神坂(かんざか)は豊かな自然に囲まれ、山あいの田ではドジョウや田螺(たにし)(「つぼ」とも呼ぶ)がとれ、中央を流れる神坂川(かんざかがわ)はきれいな水と餌(えさ)となるカワニナが豊富なことから、夏になるとほたるが飛び交(か)うところであった。
見かけるのが少なくなっていた近年、地元の人々や自然を大切にする方々の努力により、再び多くのほたるが見られるようになった。歌の如く、迫る山に三日月が隠れる頃には、ホ、ホ、ホタルが飛んで出ている。

◆へ
「平和(へいわ)の碑(ひ) 戦争(せんそう)無(な)い 世(よ)を祈(いの)る」
西南の役から日清・日露戦争を経て第2次世界大戦まで、町内から多くの人々が戦地に赴き、尊い命をなくされている。外国から来られた人々が地下工場建設のために働かれた跡も残されている。争いごとのない世、戦争のない世はいつになっても、誰も胸のうちにある願いである。『平和記念碑』や『平和祈記念之礎』など、町内には多くの碑や塔が建てられている。

●「川辺かるた」とは…いろは48文字のうち「を、ん、ゐ、ゑ」を除いた44文字で構成され、川辺町のさまざまな魅力が札となって登場します。中央公民館の窓口にて¥1,000-(消費税込)で購入することができます。