- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和8年1月号
■「いどむ やりぬく 思いやる」 八百津中学校
1.はじめに
八百津中学校は、学校の教育目標を「いどむ やりぬく 思いやる」とし、誰もが安心して生活し、笑顔と活力にあふれる学校を目指しています。
一人ひとりが「いどむ(自立力)」めあてをもって取り組み、心と体を鍛えます。そして「やりぬく(創造力)」わかる喜び、仲間と学ぶ喜びを実感し、自らの力を伸ばします。そのためには、「思いやる(共生力)」仲間を思いやり、仲間とともによりよい生活を築く必要があります。こうして子どもたち一人ひとりの『自主性を育む』ことを目標としています。今回は、学校の教育目標具現のための八百津中学校の取り組みをいくつか紹介します。
2.「いどむ(自立力)」ための取り組み
◇ICTを活用した学習
個人のペースで何度も正しい発音を聞いたり、ドリル学習を行ったり、個別で最適な学びを実現することができています。授業の中でも、体育では、動画を活用して動きを分析したり、数学では、画面上の図形を動かしながら、立体を想像したり、どの授業でも資料を作成してプレゼンを行ったりするなど、主体的な学習をすることが増えてきました。
◇起業家学習
昨年度から引き続いて、八百津中学校OBの方から、「子どもたちの未来のためにさまざまな経験や挑戦をしてほしい」と寄附を頂きました。その寄附を財源として、起業家学習を進めました。この学習では、希望者を募り、起業するための学習・商品開発を行い、八百津町産業文化祭にて、商品を販売しました。本年度の開発商品は、マシュマロと八百津せんべいのコラボ商品「マシュせん」と「八百津町観光シール」です。子どもたちが考え宣伝し、販売を行いました。
3.「やりぬく(創造力)」ための取り組み
◇よりよい授業づくり
・八百津町公表会にて
10月に八百津町小中学校教職員が一堂に集まり、八百津中学校の授業を参観して研究会を行いました。八百津中学校は「何ができるようになるか」を明確化・系統化し「どのように学ぶか」を子どもたちが選択して、生徒の主体的な姿を生み出す授業公開をしました。参観された他の学校の教職員から、「生徒同士がとても活発に交流を行い、深い学び合いをしていることに感心しました」「とても明るく真剣に授業に取り組み、小学校のときと比べて大きく成長していることをうれしく思いました」など、普段から真剣に取り組んできたことに大きな評価をしていただけました。
・授業交流会
子どもたち自身が授業をよりよくしたいと学習委員会が中心となり、学期に一回授業交流を行っています。授業交流とは、他の学級・学年の授業を実際に見学して、自分の学級と比較しながら、他の学級のよさを自身の学級に取り入れる取り組みです。最上級生の授業から、「あんな風に発言したい」「あんな話し合いがしたい」など、目指す姿を再認識することで、よりよい「学びのイメージ」を持つことができました。教師が「こうしなさい」ではなく、生徒同士から生まれる「学び」が、八百津中学校には脈々と継承されています。
4.「思いやる(共生力)」ための取り組み
◇子どもたちが考える生徒会活動
・生徒が運営する体育祭
体育祭を成功させたいという願いをもった生徒会執行部が体育祭を企画しました。特に生徒会種目は、全校生徒が楽しめる種目・方法・ルールを丁寧に話し合いました。事前の取り組みから全校や団で「ねがい」を共有し、具体的な方法を考えることで、この体育祭がとても楽しく、心地のよい活動となりました。この取り組みから、明確な目標を持ち、成功までの道のりを考え、具体的な作戦(計画)を立て、仲間と声を掛け合い、自分のことと周りのことを大切に取り組めば、まず成功するということを学びました。
・生徒の思いが詰まった文化集会
体育祭が終わった後、「全校のみんながもっと自分の得意なことや興味のあることを発揮できる場を作れないかな?」という発想から、本年度の文化集会の第一部に、「自由発表」という時間を生み出しました。自由発表では、得意なピアノを披露する仲間、ダンスを披露する仲間、楽器を演奏する仲間や教師の姿があり、全校みんなで賞賛する雰囲気に包まれました。
5.終わりに
八百津中学校では、学校の教育目標の実現のために、「自主性を育む」をキーワードとし、日々の生活を大切にしています。その「学び」が可能となる環境を支えてくださっている人がたくさんいます。毎朝、生徒の交通安全を見守ってくださる方、学校周辺の環境を整えてくださるシルバーの方など、地域の方々に支えられ、子どもたちは安心して学校生活を送ることができています。保護者・地域の方々に感謝申し上げるとともに、この環境のもと、生徒一人ひとりの個性や可能性を伸ばす教育の実現を職員一同再確認し、今日も笑顔で生徒を迎え入れる準備をします。
