くらし No.146 シリーズ 防災安全 交通安全の気持ち緩んでいませんか?

新年度が始まってから、まもなく2ヶ月が経過しようとしています。4月から進学・就職などで環境が変わったという方も多いと思いますが、そろそろ新しい環境に慣れてきた頃ではないでしょうか。そこで今回のシリーズ防災安全では、慣れてきた頃にこそ注意していただきたい「交通安全」についてお話しします。
新年度になると、小学校や中学校などの新1年生や新社会人など、初めて通学・通勤をする方が増えることから、交通事故が多くなりがちだということは、なんとなく想像できると思います。では、もっとも注意が必要なのは4月なのかというとそうではありません。実は、5月から6月にかけてが事故がもっとも増加する傾向にあるため、これから先が一番重要な期間となります。
そもそもなぜ4月ではなく、5月以降に増えるのか?そのポイントは「慣れ」です。誰もが経験のあることだと思いますが、最初のうちはしっかり意識していたことでも、ある程度の期間が経過し、「慣れ」てくるようになると、どうしても気が緩んでしまうことってありますよね?交通安全において、その慣れによる悲劇が起こり始めるのが5月から6月にかけてということです。
はじめはしっかり左右確認してから横断していたはずなのに、「慣れ」からくる気の緩みで、その確認が適当になったりすることはありませんか?自転車や自動車の運転でも同様に、最初のうちはゆっくり丁寧に運転していたはずなのに、「慣れ」てくると徐々に運転が適当になったりしていませんか?また、時間に余裕を持って家を出ていたはずなのに、「慣れ」てきた頃には、時間ギリギリで慌てて家を飛び出したりしていませんか?
このような「慣れ」からくるちょっとした気の緩みが、交通事故につながります。特にこれからの季節は、梅雨に入り始めるため雨が多く、視界が悪くなることから余計に交通事故が増えやすくもなります。
これらのことに、何か一つでも思い当たることがある方は、今日からでもまだ遅くありません。初めて小学校に登校した日のことや、初めて自転車に乗れるようになったときのこと、初めて自動車を運転したときの気持ちを思い出して、今一度交通安全への意識を持つように心がけましょう。

問い合わせ:防災安全室
(内線2232)