くらし 村長室から

例年になく短い秋が駆け足で通り過ぎ、山々の紅葉も落葉へと変わっています。
全国を騒がせている熊の被害も自然界からの警告ではないかと思いながら、変わらぬことの価値と時勢適合する能力の必要性を感じています。

12月ということで今年1年を振り返ってみますと、私事ではありますが1月から7月まで抗がん剤治療による副作用と闘いながらの公務が続きました。皆さんに大変なご心配をおかけいたしましたが、現在は治療の効果も出て小康状態です。11月の秋フェスタの会場でも多くの方々からお声がけいただき恐縮しております。
村の各事業につきましては、村民の皆様の多大なるご協力のお陰をもちまして、順調に進展できたと感謝しております。つちのこフェスタ・夏祭り・秋フェスタと、関係の皆様のご協力で盛大に開催でき、安堵しているところでございます。つちのこバスも目標通りの利用者数となり、発展が期待できます。今年は“がんばる地域づくり補助金”を活用したイベントや事業が多く行われ、民間活力の花が開いた年だったという評価もさせていただき、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
一方で7月と9月には集中的な豪雨があり、80か所を超える災害が発生しました。国・県の協力を得ながら早期の復旧を目指してまいりますが、特に越原付知線の災害復旧は時間がかかりますので、冬に向かい迂回路の通行に十分なご注意をお願いします。
次に、今年は国勢調査が行われた年でもあったわけですが、速報値で人口が1,811人となり5年前と比べて205人の減少となりました。
高市新政権が誕生し力強い日本再生に期待はするものの、国政の停滞・物価高や労働力不足・トランプ関税など対外的な要因等々、地方を取りまく社会経済的な環境は益々厳しいものになってきた年でもありました。特に農業・林業・商工業・医療・福祉、どの分野をとっても新たな課題が次々に出てくる1年でもありました。

そんななかで村の将来を真剣に考え、次の村長選挙には出馬しないことを決断した9月でした。4か月余りの残された任期をしっかりと全うし、新たな村政を担う体制に引き継げるよう努力することを誓う年末でもあります。
年が明ければ4月の村長選挙・村議会議員選挙の活動が活発に行われることになると思います。今井村政の総括はもう少し後にいたしますが、次期を託す村民の代表を選ぶ大切な時期となりますので、活発なご議論を期待するところであります。

今年1年間の皆様の村政に対するご協力に感謝申し上げるとともに、来る新年が皆様にとって幸多い年になりますようお祈り申し上げます。

令和7年12月
東白川村長 今井俊郎