くらし 地域おこし協力隊 活動報告

◆村の産業・文化・自然と出会う
協力隊1年目は業務を通じて「村のことを知る」というのが大きなミッションなので、4月から4か月間、さまざまな業務を体験しました。
つちのこフェスタ、お茶摘みや品評会のお茶選別、献茶祭にむけた環境整備、ケーブルテレビ出演、名古屋で行われた物産展での販売や、美しい村づくり委員会・暦くらすのイベント準備のお手伝いもしています。
また、特に自然体験や野外活動に興味があるので、中学校の林業体験(緑化少年団)や、小学校の放課後こども教室などにも参加させてもらっています。

ここ最近で特に印象的だったものとして、ひとつはケーブルテレビの番組「あっちべたこっちべた」の収録があります。今回は村内の珍しい木を紹介する内容で、山を歩いたり珍しい木について調べたり、「こんなところにこんなものがあったのか」と勉強になりました。
移動中には「山から木材をおろすための木馬道(きんまみち)を歩いた」といった子どもの頃の思い出話や、昔のお葬式や婚礼の風習などについてもお話を聞くことができ、村の魅力を一層感じることができました。

もうひとつは、小学4年生の母樹林公園での山の授業です。森の入口にテントをはり、軽トラのフロントガラスに地図を広げて、山、川、海のつながりについて学びました。その後、森に入って、さわやかな香りのクロモジやピーナッツの香りのするクサギの葉の香りを味わうなど、子どもたちも教室では学べない新鮮な体験ができたようです。「森にまた行きたい」「自然の中の雰囲気が好き」と言っている子がいたり、なんといっても、クラスのほとんどの子が「都会より村が好き」と言っていたことが印象的でした。
これからも村の魅力をたくさん発見して、伝えていくことができたらいいなと思いました。

◆プロフィール
野田恭子(のだきょうこ)
勤務先:東白川村役場産業建設課

地域おこし協力隊活動報告は村のホームページに毎月掲載しています。