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- 自治体名 : 静岡県静岡市
- 広報紙名 : 広報しずおか『静岡気分』 令和7年8月号
市議会6月定例会が6/18(水)から7/10(木)までの会期で開かれ、補正予算などが審議・可決されました。今回の補正予算は、「地域経済の活性化」「文化・スポーツの推進」「教育環境の充実」「安全・安心の確保」の4つを柱に予算を編成しました。
■地域経済の活性化
市有資産の有効活用を推進するため、公募により決定した民間事業者による、旧足久保小学校活用に必要な改修整備費等を助成します(3億円)。また、南アルプスおよび井川地域への誘客・周遊を促進するため、「南アルプスユネスコエコパークミュージアム(令和7年7月開館)」の運営事業者や地域住民と連携し、豊かな自然環境や在来作物などを活用した体験型メニューを造成します(1,500万円)。その他、オクシズ材を使用した住宅などの新築、増改築等に対する助成制度の創設(5,100万円)や、アイデアコンテスト実施による静岡市の定番となる新たなお土産商品の創出(200万円)に取り組みます。
また、国から追加交付される重点支援地方交付金を活用し、市内の小売店や飲食店等で利用可能なプレミアム付きデジタル商品券の発行口数を60万口から約70.6万口に増やします(1億5,600万円)。
■文化・スポーツの推進
観客の快適性を確保するため、企業版ふるさと納税を活用し、IAIスタジアム日本平の観客席を更新します(1億8,300万円)。
また、パラスポーツ優先の民間施設などがある庵原地区を「ユニバーサルスポーツの聖地」とするため、ちゅ~るスタジアム清水敷地内にパラスポーツが優先的に利用できる屋内運動場を整備します(5,940万円)。
■教育環境の充実
不登校の児童生徒が学びたい時に学べる環境を整えるため、中学生を対象とした「学びの多様化学校」を末広中学校の分教室として新通小学校内に整備します(8,900万円)。また、学習環境の改善を図るため、寄附(きふ)金を活用し、服織小学校および服織中学校の門扉などの施設を整備します(1,000万円)。
■安全・安心の確保
ひっ迫する救急需要に対応するため、1隊あたりの救急隊出動件数が最も多い葵消防署管内に、平日日中の出動に対応する「日勤救急隊」を増隊し、高規格救急自動車を配備します(6,200万円)。また、災害時に円滑な救助活動を行うため、市民等の安否情報を迅速に収集することができる安否確認システムを構築します(1,000万円)。
この結果、一般会計補正予算の規模は約29億6,014万円の増額で、本年度の予算額の累計は、一般会計が約3,914億6,014万円、特別会計と企業会計を合わせた総額では約7,330億9,954万円となりました。
問合せ:財政課
【電話】221-1026