くらし 令和6年度決算の概要をお知らせします 焼津市の財政状況

市の令和6年度の一般会計・特別会計・企業会計の決算がまとまり、市議会9月定例会で認定されましたので、その概要をお知らせします(表示単位未満は四捨五入のため、合計数値が合わない場合があります)。

■一般会計
市の基本となる会計です。「特別会計」と「企業会計」以外の全ての行政サービスや事業を扱います。
※3月31日現在の住民基本台帳の人口(13万4,668人)と世帯数(6万836世帯)で計算しています。

▼歳入 718億8,489万円 前年度に対し57億6,739万円の増(8.7%)

○市税の負担額
・市民1人当たり
15万5,109円(99.9%)
※( )内は対前年度比。
・1世帯当たり
34万3,354円(98.2%)
※( )内は対前年度比。

*1…市に納められた税金
*2…前年度から繰り越されたお金
*3…貸付金の元利収入など
*4…寄付金、公共施設の使用料や手数料、財産収入、繰入金など
*5…市が行う特定の事業に対して国が支出するお金
*6…市の財政状況に応じて国から交付されるお金
*7…市が行う特定の事業に対して県が支出するお金
*8…国や銀行からの借り入れ
*9…地方譲与税や地方特例交付金、地方消費税交付金など

○前年度との比較(主な増減)
自主財源は、寄付金12億268万円の増(11.2%/ふるさと寄付金などの増)などがあったものの、市税1億8,312万円の減(▲0.9%/市民税や固定資産税などの減)などにより、全体で減少となりました。依存財源は、地方交付税8億1,056万円の増(16.8%)、国庫支出金7億467万円の増(7.9%/児童手当負担金などの増)、市債6億5,921万円の増(29%/中学校体育館への空調整備事業などの増)により、全体で増加となりました。

▼歳出 684億3,030万円 前年度に対し60億4,179万円の増(9.7%)

○支出したお金
・市民1人当たり
50万8,141円(110.5%)
※( )内は対前年度比。

〔内訳〕

○前年度との比較(主な増減)
民生費は4億8,989万円の増(2.5%/児童手当支給事業の増など)、商工費は13億741万円の増(11.2%/ふるさと寄付金の増に伴う返礼品の増など)、総務費は28億891万円の増(49.1%/新病院建設による将来負担への備えとしての減債基金積立金の増など)、衛生費は1億5,013万円の減(▲2%/志太広域事務組合へのごみし尿処理施設運営事業に伴う負担金の減など)、教育費は12億5,021万円の増(23.8%/中学校体育館への空調整備事業の増など)となりました。

▼収支 実質収支 30億9,950万円
・形式収支は、歳入から歳出を差し引いた金額です(718億8,489万円-684億3,030万円=34億5,459万円)
・実質収支は、形式収支から繰越財源(翌年度へ繰り越す事業の財源)を差し引いた金額です(34億5,459万円-3億5,509万円=30億9,950万円)

▼市債(長期借入金)と基金(預貯金)
一般会計の市債残高 487億1,837万円
前年度に対し9億5,617万円の減(▲1.9%)

〔グラフ〕市債残高と基金残高の推移

○市債残高
・市民1人当たり
36万1,767円(98.8%)
※( )内は対前年度比

○基金残高
・市民1人当たり
20万6,615円(114.8%)
※( )内は対前年度比

市債(市の借金)残高は、令和3年度末の約527億円をピークに年々減少しています。大井川環境管理センターの解体完了などにより、令和5年度から9億5,617万円減少しました。
基金(市の預貯金)には、各年度の財源を調整するための財政調整基金や将来の大きな支出に備えて積み立てる特定目的基金などがあります。令和5年度から34億631万円増加しました。

▼ふるさと寄付金基金活用事業の概要
これまでに寄付をいただいたふるさと寄付金のうち、経費を除いた金額(約半額)を「ふるさと寄付金基金」として積み立てており、令和6年度は次の事業に活用しました。

〔表〕ふるさと寄付金基金活用事業

■特別会計
特定の目的のためだけにお金を集めて使うので、一般会計と区分して経理する会計です。
市には8つの特別会計があります。

特別会計は、基本的に使用料や保険料などの収入を主な財源として運営していますが、公益性や事業収支の実情により、一般会計からの繰入金によって収支の均衡を図っています。

〔表〕特別会計の決算額

■企業会計
民間企業と同様に事業を経営する独立採算が原則の会計です。
市には3つの企業会計があります。

〔表〕企業会計の決算額

問合せ:財政課
【電話】626-2142