くらし 防災コラム Vol.3

今回は水害・土砂災害についてです。全国の土砂災害発生件数は、過去10年で1.2倍に増えてきています。近年1年間に降る雨の日数は減少傾向ですが、降るときは激しい豪雨になることが多くなっています。

掛川市は県内で3番目に土砂災害警戒区域が多く、1,348か所が指定されています。次のことを意識し、土砂災害に備えましょう。

■土砂災害発生の危険性や避難所・経路の確認を
ハザードマップで地域の土砂災害の危険があるかを確認してください。
避難所および広域避難所までの経路に危険がないかを確認することも大切です。

◇ポイント
平成30年7月の豪雨では死者231人中、避難しなかった人が8割、うち警戒区域内で亡くなった方が90人以上にもおよびました。線状降水帯発生などで時間的余裕がない場合は、自宅内の安全な場所に避難してください。

■早期避難の重要性
土砂災害警戒情報等警報級の大雨が予想され、避難指示が出ている場合、危険区域にいる人や危険を感じる人は迷わず避難することが重要です。土砂災害の危険性は雨が弱くても土壌雨量指数※と予想雨量によって決まります。避難指示はこれらを総合して出されます。
※今まで降った雨がどの程度土の中に残っているかを示すもの

◇ポイント
近年、雨の降り方が大きく変わってきているので、過去と同じだと思わずに注意して行動することが重要です。想像力を豊かにして命を守る行動に努めていきましょう。

■危機管理課担当からみなさんに伝えたいこと
市ホームページで、家庭の避難計画の作成フォームを公開しています。
順に入力することで、避難行動が整理できます。ぜひ活用いただき、ハザードマップで確認した情報をもとに、家族やご自身の避難計画を立ててみてください。
危機管理課
柏當(かしあて)主事

問合せ:危機管理課
【電話】21-1131