くらし 令和7年度 市長施政方針(3)

■令和7年度の目玉事業
◇市政施行70周年記念事業
世界の30カ国余りが集結する「国際スクールナース学会」、市民の方々が待ち望んでいる「第九演奏会」など多くの記念事業を通して、市民と共に盛大に祝うとともに、本市の魅力を発信し、未来に向けた新たなスタートを切ります。

◇富士山Gコインの活用による地域経済活性化
市民の3分の2にあたる約5万4千人が利用する富士山Gコインを本格的に活用し、経済対策、生活支援はもとより、環境保全、子育て支援、健康づくりなど地域課題の解決につなげます。

◇新図書館等整備事業
日本一の富士山の麓で市の新たなランドマークとなる施設として、着実に整備を進めるとともに、移動図書館車の更新も行います。
現図書館については、庁内検討委員会で今後の活用を検討していきます。

◇木製おもちゃ館整備事業
“御殿場の自然と文化と人をつなぐ場”として、日本一の誘客と富士山をまるごと楽しめる美しいおもちゃ美術館を目指し、令和8年夏の開館に向け建設工事に着手しています。

◇沿道利便施設整備事業(道の駅的施設の整備)
富士山の麓の美しい自然環境などを最大限に活かし、地元農産物や特産品などの販売をはじめ、観光情報及び文化・歴史の発信など、御殿場の様々な魅力を伝える象徴的な場にするとともに、市民・来訪者の多くの方々に愛され、年間来場者数日本一となる300万人を超える施設として計画・整備を進めていきます。

◇シャトルバス運行検討事業
JR御殿場駅と小田急線新松田駅を結ぶシャトルバスを、御殿場線運行の空白時間帯に試行運行し、人口減少対策と併せて、通勤・通学における市民の利便性を向上させます。

◇地域循環共生圏推進事業
J-クレジットと「富士山Gコイン」を介し“脱炭素と経済の好循環”を生み出す「御殿場型循環モデル」を進め、J-クレジットを活用した脱炭素の取り組みを富士山麓の4市1町全体へ拡げられるよう、本市が牽引していきます。

◇まちなか創造推進事業(御殿場100人ミライ会議・空き家利活用)
まちづくりに意欲のある市民が主役となる「御殿場100人ミライ会議」の開催継続や、駅前で若者が集える空間「きょてんば」の活用を支援し、市民と共に賑わいの創出を加速させます。
また「空家等対策計画」に基づき、民間会社などとの連携をもとに、新たに創設する空き家リノベーション事業への補助制度の活用など、対策を強化していきます。

◇国保税の軽減、上水道料金の割引
物価高騰などの市民の経済的負担を軽減するため、国保事業基金を活用した国保税3億円の軽減と、上水道料金5パーセント割引を令和7年度も継続し、市民生活を応援します。

◇字幕表示システムの窓口への導入
新たに、多言語で瞬時に文字で表示する「字幕表示システム」を導入し、外国人などへの効果的な対応を図ります。