健康 メディカル通信

■便秘(べんぴ)について
内科医 村松 未来(むらまつみく)

便秘のことを周りに相談できず悩んでいる方はいませんか。ただの便秘ではなく、背後に別の病気が隠れていることがあります。
その代表は、大腸癌です。「数カ月~数年で便秘が悪化する」、「体重が減少する」、「便に血が混じる」などが特徴です。また、「数日~数週間の経過で急に便秘になった」、「嘔吐する」、「おなかが張る」等の症状は、腸のねじれや癒着で起こる腸閉塞に特徴的です。
上記の症状に気が付いたら、早めに病院を受診しCTや内視鏡を行う必要があります。
一般的な便秘では、日常生活で気を付けてほしいポイントがあります。一つは、食物繊維です。食物繊維には、便のかさを増やす不溶性食物繊維と、便をなめらかにし腸内環境を整える水溶性食物繊維があります。不溶性食物繊維を豊富に含む食材は、根菜類、イモ類などです。水溶性食物繊維を豊富に含む食材は、海藻類、果物などです。中には、不溶性食物繊維を多くとりすぎるとおなかが張ってしまう方がおり、体調にあわせて摂取する食物繊維の内容を調節できるといいですね。二つ目は、排便時の姿勢です。腹圧をかけることが難しい方や、自律神経による排便反射が起きにくい方にとっては、洋式トイレに直角に座る姿勢はよくありません。高さ20cm程度の足台に足をおき、前傾姿勢を作ることで、直腸が肛門に対してまっすぐとなり、排便に適した姿勢を作ることができます。それでも便を出しにくいと感じる方は、いつでも当院にご相談下さい。

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