くらし 【特別授業】トヨタバッテリー株式会社 岡田政道(おかだまさみち)社長

■湖西市中学生 特別授業2025

9月9日(火)、地元への誇りと愛着の醸成、将来のキャリア形成に役立てることを目的に、トヨタバッテリー株式会社の岡田政道社長による中学生向け特別授業が行われました。

◆Battery to the FUTURE! KOSAIのいいとこ過去・現在・未来
岡田社長と同社で活躍するエンジニアの皆さんが登壇し、一堂に会した湖西市立の中学3年生453人に向けて、湖西の歴史と豊田佐吉(とよださきち)翁の精神に触れながら、現在の電池開発の最前線、そして未来の社会を見据えたモノづくりの意義を語りました。

◇湖西市とバッテリーの過去・現在・未来
▽過去
約100年前、豊田佐吉翁は、水力発電エネルギーをためていつでも使えれば人々の暮らしが楽になると考え、夢の電池の発明に懸賞金を出しました。
▽現在
1996年、湖西の地でクルマの電動化に向けた電池づくりが始まりました。トヨタバッテリーでは、電池のさらなる高出力化・小型化に向け、最先端の開発環境でナノの世界の研究を行っています。
▽未来
2050年には、佐吉翁の夢の電池が実現!?電気自動車の航続距離は飛躍的に伸び、飛行機や空飛ぶクルマの動力としても使われるようになるかもしれません。

◇講演の最後に
岡田社長は、「夢を持ち、志を立て、熱く思うことが大切。そのような姿にこそ、一人一人の輝く持ち味が表れます。次に会うとき、輝く皆さんに会えることを楽しみにしています」と伝えました。

◇授業の最後に岡田社長に直接質問する時間が設けられ、生徒からはさまざまな質問が出されました
質問とその回答の一部を紹介します

▽新しいものを作り出すとき、どんなことを考えていますか?
今あるものが、なぜ思い通りにいかないのか「なぜ」を繰り返して、そこを対策していくことが大事。また、日常生活の中でも常に考えていると、ふと新しい発想が生まれることがある。

▽ものづくり企業で働くために必要な力は?
挑戦する気持ちが一番大切。湖西市を好きという気持ちがあるならトヨタバッテリーで生かせる。いろんな分野の人の意見を聞いて一緒に成し遂げる力が必要。

▽100年後のトヨタバッテリーはどうなっていると思いますか?
今と同じ電池は作っていないかもしれない。製品は変わっているかもしれないが、「エネルギーを供給する」という目的は変わらないはず。

◇講演会場には、バッテリーEV自動車やジオラマなどが展示されました
・EVカートに試乗する生徒
・電動化の歴史展示:RAV4EV(1996)
・電池が進化した未来の街をイメージしたジオラマ

▽参加した生徒の声
・クルマだけではなくて、いろいろなことにバッテリーが役立っていると初めて知った。
・展示の電気カートが格好よかった。電気で最高時速120kmを出せることに驚いた。
・空飛ぶクルマが漫画の世界でなく、25年後の未来の話だと知ってワクワクした。
・トヨタバッテリーのことは知っていたが、社長の話を直接聞けたのは貴重な体験だった

当日の様子は動画でご覧いただけます
・市モノづくり推進室Instagram
※二次元コードは本紙3ページをご覧ください

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