くらし 国際交流員アノンのあのね

第20回 くしゃみの不思議

サインバイノー(こんにちは)!アノンです。
くしゃみに対する反応って、国によって全然違うんです!例えばアメリカでは、誰かがくしゃみをすると「Bless you!(ブレスユー)(神のご加護を)」と声をかけるのが当たり前です。モンゴルも同じく「神のご加減を」とモンゴル語で言います。ドイツでは「Gesundheit!(ゲズントハイトゥ)(健康を)」、フランスでは「Àtessouhaits(アテスエ)!(あなたの願いが叶いますように)」って言うんです。みんな「くしゃみ=何か特別なもの」と考えているみたいですね。
では、なぜそう言うのでしょうか。実は、くしゃみにまつわる面白い説がいくつかあります。それは、くしゃみをすると心臓が一瞬止まる、魂が体から出てしまう、体の中の悪いものが全部出てしまうといったものです。それに対し「無事に戻ってきたね、スッキリしたね」と祈る気持ちで声をかけてあげるそうです。
ところが、日本ではそういった習慣がなく、私が市役所で働き始めた頃、くしゃみをしても特に何も言ってくれなかったので、「なんで?もしかしてみんなに嫌われている?」と思い、とても悲しく感じたことがあります。その後、日本にはない習慣だと知り、とても驚くと同時にほっとしました。
次に周りの誰かがくしゃみをしたら、思い切って「Bless you!」と言ってみてあげて下さい。もしかしたら、新しい文化が広まるかも。
それでは、バヤルタェ(さようなら)。

問合せ:協働まちづくり課
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