- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県伊豆の国市
- 広報紙名 : 広報いずのくに 令和7年11月号
■(仮称)伊豆の国歴史館カウントダウンNo.2
▽見せます!自慢の出土品
令和8年度開館予定の文化財展示施設「(仮称)伊豆の国歴史館」では、市内の遺跡の発掘調査で見つかった出土品をたくさん展示します。今回は、その中から縄文時代と弥生時代の展示品について紹介します。
田京・三福・浮橋・田原野などの地区では、縄文時代の遺跡が発掘調査で確認されています。遺跡からは、さまざまな模様の縄文土器が出土します。縄文土器といっても縄目の模様だけでなく、渦巻きや幾何学形、動物の顔のような取っ手などもあり、縄文人の造形感覚を見ることができます。常設展示室では、これらの縄文土器を間近で見られる展示方法を予定しています。
弥生時代の展示では、山木地区の山木遺跡の土器や木製品を展示します。山木遺跡では、高床式倉庫の柱、扉、はしご、ねずみ返しが出土しています。これらを実物の配置や模型で復元的に展示します。
木製品は、適切な環境に置かなければ劣化してしまうため、郷土資料館では展示できず、収蔵庫で眠っていたものです。山木遺跡の出土品の一部は、国の有形民俗文化財に指定されている重要な資料です。
問合せ:文化財課
【電話】055-948-1428
