健康 【コラム】けんこうの窓~健康づくり課通信~

第51回:歯周病と糖尿病
皆さんは歯と口にこんな症状を感じたことはありませんか?

《症状例》
〇疲労時など免疫力が低下している時に歯が浮いたような感覚がある。
〇歯肉が腫れている、膿が出ている。
〇歯石(歯垢が石灰化したもの)が付いている。
〇歯がぐらぐらする。
〇固い物がかめない。
〇食べ物が歯の間に挟まる。
〇歯を磨くと出血する。
〇口臭がする。

これらは歯周病の症状です。歯周病とは、歯垢(歯周病菌のかたまり)が歯肉に炎症を起こし、進行すると歯と歯肉の間に深い溝(歯周ポケット)ができ、さらに歯を支えている骨が壊されて歯を失ってしまう病気です。
歯周病の発病や重症化の原因の1つに糖尿病があります。糖尿病になると体の免疫力が低下し病気や怪我が治りにくくなるため、歯周病菌に感染しやすく治りにくくなります。また、歯周病になると血糖値が下がりにくくなるため、糖尿病が悪化してしまいます。このように歯周病と糖尿病は互いに深く関わり合うため、歯周病、糖尿病の症状がある人は双方のケアや治療が必要です。
歯周病や糖尿病の予防や早期発見には定期的な健(検)診が大切です。毎日の歯磨き、食事や運動などの生活習慣の見直しに加え、ぜひ健(検)診も受けていきましょう。

『歯周病と糖尿病、どちらも予防・早期発見・早期治療が大切です!』

問合先:健康づくり課
【電話】978-7100