くらし 令和6年度決算報告

令和6年度の一般会計と各特別会計(国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、下水道事業、上水道事業、簡易水道など)の決算が議会9月定例会で承認されました。
皆さんに納めていただいた税金、国や県から交付される補助金などがいくら入り、どのように使われたのかをお知らせします。

◆一般会計
▽歳入 町税歳入が0・8%減
皆さんから納めていただいた町税が51億8430万5千円で、前年度に対して0・8%の減、歳入全体の33・5%を占めています。
地方交付税は国税収入の補正などに伴う普通交付税の増加などにより、24億9509万2千円で、前年度に対して12・9%の増、歳入全体の16・1%を占めています。
また、町税や使用料など町が収入するお金(自主財源)は歳入全体の46・6%で、地方交付税や国・県からの補助金、町債などにより収入するお金(依存財源)は、歳入全体の53・4%を占めています。

《一般会計の歳入》

▽町民の皆さんが1年間に負担した税金に換算すると…
1人あたり:143,984円
軽自動車税3,809円
町たばこ税7,499円
固定資産税64,906円
入湯税116円
都市計画税5,929円
町民税61,725円

令和7年3月31日現在の人口36,006人で換算

《一般会計の歳出》
〈目的別経費の内訳〉

〈性質別経費の内訳〉

▽歳出 トップは民生費
目的別の区分で、歳出全体に占める比率のもっとも大きいのが民生費の53億3138万9千円で、全体の35・9%を占めています。これは、心身障害者、高齢者、児童福祉に係る費用で、医療費の助成や各種福祉サービスの提供、保育園の運営などに要した費用です。
次に大きいのが教育費で、26億4516万1千円で、全体の17・8%を占めています。これは、幼稚園、小・中学校の維持管理や文化センター、かんなみ知恵の和館、かんなみ仏の里美術館などの社会教育施設の維持管理などに要した費用です。
続いて大きいのが総務費で、22億6998万3千円で、全体の15・3%を占めています。これは、拠点循環コミュニティバスの運行や自治体DXの推進、選挙事務などに要した費用です。
また、性質的な区分では、西小学校長寿命化改修工事の実施により、投資的経費のうち補助事業費が268・9%増加しています。

▽町民の皆さんに1年間で使用したお金に換算すると…
1人あたり:412,598円
労働費424円
農林水産業費6,888円
消防費20,443円
土木費29,242円
総務費63,045円
民生費148,069円
議会費3,186円
商工費7,156円
公債費27,107円
衛生費33,574円
教育費73,464円

令和7年3月31日現在の人口36,006人で換算

◆特別会計
特定の事業を行う12の特別会計(土地取得、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、平井財産区、上沢財産区、下水道事業、農業集落排水事業、上水道事業、畑・丹那簡易水道、田代・軽井沢・丹那地区簡易水道、東部簡易水道)の歳入・歳出決算額は次の表のとおりです。
(※)公営企業会計

《特別会計の歳入・歳出》

◆健全化判断比率・資金不足比率
▽函南町は健全
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づいて、健全化判断比率(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)と資金不足比率を公表します。
町は健全化判断比率および資金不足比率において、健全化基準を下回っているため、健全な財政状況といえます。
(※)公営企業会計

《健全化判断比率》

実質赤字比率、連結実質赤字比率は黒字であるため「-」で表示されています。

《資金不足比率》

黒字であるため「-」で表示されています。

◆主要施策
▽西小学校長寿命化改修事業 (令和7年度まで)
校舎の延命化を目的として長寿命化改修工事を行うとともに、学習環境の多様化に対応できるよう施設内の改修を行い、教育環境の改善に努めました。

▽地方創生臨時交付金活用事業
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、定額減税しきれないと見込まれる所得水準の人などへの給付金、自治会が管理する公民館の照明や街灯をLED化するための補助金、公共施設の照明LED化工事を実施し、物価高騰に直面する生活者および事業者への支援に取り組みました。

問合先:企画財政課
【電話】979-8101