- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県小山町
- 広報紙名 : 広報おやま 令和7年10月号
『地域活性化への取り組み』
小山町長 込山正秀
令和6年度の12月末までの出生数は1人…。
人口減少が著しい明倫地区のこの数字を重く受け止めた。年度末の3月末までに4人増えて計5人となったが、待ったなしの状況に変わりはない。対策の一つとして取り組んだのが、甘露寺前の集合住宅の建設だった。正式名称は「菅沼地域優良賃貸住宅」、子育て世帯向けの木造2階建ての住宅で、令和9年3月完成を目指す。
この度の住宅建設も、役場横の「グランファミリア落合」と同様、民間資金を活用したPFI手法による事業である。
民間のノウハウを活用しながらの地域活性に心がけたい。
私は以前、明倫地区を子育ての中心エリアと位置付け、水と緑に囲まれたすがぬまこども園の設置を計画した。同時に住宅政策に取り組み、土地区画整理事業を計画したが、残念ながら中止となり動きは止まっていた。
しかし今、地権者の協力のもと、再稼働の兆しが見えてきた。明倫地区の大きな動きには人口減少に歯止めをかける力がある。近い将来、多世代の交流が盛んに行われる地区になるだろう。