- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県小山町
- 広報紙名 : 広報おやま 令和7年11月号
8月30日(土)の正午過ぎ、黄金色の田園風景が広がる上野区に、BS│TBSのドラマ「天狗の台所」のファン78人を乗せた大型バス2台が到着しました。これは、上野公民館や神社などロケ地を巡る東京駅発着のバスツアーで、青森県から鹿児島県まで全国の20代から70代の参加者が集まりました。
主催した京成トラベルサービス株式会社によると、チケットは発売開始3分で定員に達し、海外からのキャンセル待ちも発生する人気ぶり。参加者は、「ドラマの世界観がそのまま!」「作品の中に入ったみたい」と、ドラマに登場した場所を見つけてはカメラを構え、主人公の家になった民家の見学やロケ弁の試食などを満喫していました。特に、ロケ支援をしたフィルムコミッションのスタッフによる撮影エピソードや裏話に、ファンは目を輝かせていました。
◆ロケツーリズムとは、テレビドラマや映画のロケ地を訪れる観光のことです。
町はNPO法人小山町フィルムコミッションと連携して、映画などのロケ支援を進めています。町のロケ支援事業は、23年前の平成14年に始まりました。当初、年間のロケ件数は6件でしたが、手厚い支援や地域の協力体制の高さ、都心から近く自然が豊かな立地の優位性などを生かし、令和6年度までの23年間で計2,877本の作品を支援してきました。また、撮影隊の宿泊費や食事代、施設使用料など、地域への経済効果は、算出を始めた平成21年度からの16年間で計13億円を超えました。
このほか、新たな効果としてロケツーリズムが注目されており、観光振興や関係人口の拡大が期待されます。
これまでのロケ支援本数 2,,877本
宿泊・食事など過去16年間での経済効果 113億2,,500万円
NPO法人小山町フィルムコミッション
ロケ地情報やエキストラ募集などは二次元コードから
問合せ:地域振興課
【電話】76-6135
