くらし 知ってほしい。「瀬戸のしぜん」

「瀬戸のしぜん」は、人々の暮らしと深く関わり、その時々により大きく変化してきました。
特に、1000年以上の歴史を持つやきものとの関わりは深く、森林のほとんどは、やきものの燃料として活用され、はげ山となりました。その後、植林を進めるなどの先人たちの努力によって再生された二次林は、現在、市の6割の面積を占める多様性のある森林となりました。
人々の営みが、様々な自然環境を生み、豊かな「瀬戸のしぜん」を形作ることとなったのです。
一方で、まちの発展に伴い、企業活動や、住宅開発により森林の一部は姿を変えています。また、今まで維持されてきた農地や里山などの人と近い自然も、担い手の減少により耕作放棄地の増加や、人の手が入らなくなった里山の荒廃が進むことが懸念されています。
豊かな「瀬戸のしぜん」を次世代に残すため、この環境月間に、身のまわりの自然と生物多様性について、改めて考えるきっかけとしてください。

■環境課の取り組み
生態系を保全するためには私たち一人ひとりが環境に関心を持つこと、また環境活動に参加し、自然と関わることが重要です。
環境課では、環境に関する様々なことを学べる「せと環境塾」や環境学習出前講座などの取り組みを行っています。
また、環境学習教材の作成・提供をしています。
・市ホームページ「マイビオあいち」
・魚・水生生物見分け方シート
・市の川の生き物動画
※各QRコードは本紙PDF版5ページをご覧ください。

●流域モニタリング一斉調査参加者募集
期間:6月5日(木)~9月末
内容:身近な水辺(川やため池、水路など)を調べ、調査票で報告
対象:どなたでも可
申込方法:メール・FAXで申込み
締切:8月18日(月)
【FAX】88-2664【メール】[email protected]