子育て 【特集1】病児・病後児保育室利用のススメ

就労などの理由により、病気中または病気の回復期にある子どもを家庭で保育できない場合に、一時的に保育する「病児・病後児保育」を行っています。市内では、「病児・病後児保育室イルカルーム」、「病後児保育室ははのて」の2カ所で実施しています。利用には事前登録が必要です。利用日の2週間前までに登録がない場合は、利用できないことがあります。対象や費用などは下記のとおりです。

対象:次の全てに該当する子ども
(1)市内に在住で、生後4カ月から小学3年生まで
(2)病気中または病気の回復期で、集団保育が困難であり、保護者の就労などにより家庭での保育が困難
費用:4時間以内は千円、4時間を超える場合は2千円。平日の午後5時以降の利用については、30分につき500円加算
事前登録:母子健康手帳をお持ちの上、直接、保育課(本庁舎1階)へ。市ホームページでも受付
その他:幼児教育・保育の無償化の対象となる場合は、別途申請と認定が必要です

今回の特集では、施設の利用方法などを紹介します。詳しいことは、保育課へお問い合わせください。
【電話】0533-89-2274

■病児・病後児保育室 イルカルーム
所在地:国府町桜田15-1(可知病院敷地内)
利用時間:
・月曜日から金曜日までの9時00分から17時00分まで(火曜日は17時30分、火曜日以外は18時30分まで延長可)
・土曜日の9時00分から12時30分まで
予約方法:利用日前日の9時30分から17時00分まで、電話で受付。利用日当日でも定員に余裕があれば利用可
医師の診断など:利用日当日に診察が必要です。医師の診断により、預かれない場合があります

平成20年度に開設された「イルカルーム」は、風邪やけがなどの傷病中、またはその回復期にある子どもを預かる「病児・病後児保育」を実施しており、看護師と保育士が在籍しています。インフルエンザや胃腸風邪などの感染力の高い病気の場合でも、隔離室で過ごすことができます。利用に関して詳しいことは、直接、施設にお問い合わせください。

保育室2部屋の他、感染力の高い病気の子どもには、隔離室を用意しています。どの部屋も十分な広さがあり、感染リスクが少ない状態でゆっくり過ごすことができます。

◇保育士 田邉稔実さん・小林友梨さん・田中佐江子さん、看護師 松林真紀子さん
・就学前のお子さんの利用が多く、お迎えの際には、保護者から、病状以外の子育ての悩みを聞くこともあります。病児・病後児保育とあわせて悩みに寄り添い、少しでも保護者の負担軽減につながればと思っています。
・病院併設の施設なので、安心感があるという声を聞きます。保護者へ、家での看病や服薬などのアドバイスも行っています。

問合せ:病児・病後児保育室 イルカルーム
【電話】0533-88-3177

■病後児保育室 ははのて
所在地:金屋本町3丁目25番地1
利用時間:
・月曜日から金曜日までの9時00分から17時00分まで(18時30分まで延長可)
・土曜日の9時00分から12時30分まで
予約方法:利用日前日の9時30分から17時00分まで、電話で受付。利用日当日でも、定員に余裕があれば利用可
医師の診断など:利用日当日を含め3日以内に医師が記入した連絡票が必要です。当日の子どもの容体により預かることができない場合があります

令和5年度に開設された「ははのて」は、風邪やけがなどの回復期にある子どもを預かる「病後児保育」を実施しており、看護師と保育士が在籍しています。インフルエンザなど感染力の高い病気の解熱後、自宅待機期間(出席停止期間)にも利用できます。利用に関して詳しいことは、直接、施設にお問い合わせください。

保育室には天窓があり、明るい光が差し込みます。中央に仕切りがあるため、年齢が異なる子どもでも空間を分けて過ごすことができます。
保育室と離れた静養室は、トイレなどが独立しているため、感染力の高い病気の回復期でも安心です。

◇保育士 榊原理恵さん、看護師 永井有未さん
木の温かみを感じる、開放感のある室内が特徴です。「病院」という雰囲気ではないので、お子さんも緊張せず、リラックスして過ごすことができると思います。ぜひ、選択肢の一つとして、病後児保育を検討してみてください。

問合せ:病後児保育室 ははのて
【電話】0533-95-7291