- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県豊川市
- 広報紙名 : 広報とよかわ 令和7年5月号
民生委員・児童委員は、各町内会長・連区長から推薦された地域住民で、厚生労働大臣が委嘱する特別職の地方公務員です。民生委員は児童委員を兼ねており、他にも、子どもや子育てに関する支援を専門に担当する主任児童委員がいます。地域で困り事を抱えている方の相談に乗ったり、行政や関係機関につないだりして、必要な支援を受けることができるようお手伝いをしています。特に、一人暮らし高齢者や子育て世帯など、地域の中で見守りが必要な世帯に対して、福祉相談センターなどと協力して訪問を行っています。市内では、民生委員・児童委員と主任児童委員を合わせて293人が活動しています(令和7年3月末時点)。
今回の特集では、12月に一斉改選を控える民生委員・児童委員、主任児童委員の活動内容を、実際に活動している方のインタビューなどを通して紹介します。詳しいことは、地域福祉課へお問い合わせください。
【電話】0533-89-2319
◇主な活動内容
・一人暮らし高齢者や子育て世帯などへの訪問
・市や学校、福祉相談センター、児童相談所などへの情報共有
・住民のニーズに応じた支援やサービス情報を提供 など
◇向いているのはこんな方
・人と関わることが好きな方
・地域のことをもっと知りたい方
・誰かの役に立ちたいと考えている方
・困っている人がいると見過ごせない方
活動に興味のある方や、活動内容をさらに知りたい方は、お問い合わせください。
■地域を支える熱い思い!現役委員の声
◇地域全体を良い方向に
牛久保地区民生委員・児童委員 岩瀬康一さん (注記)瀬はさんずいに東、貝です。
退職後、地域の福祉委員を10年以上務めている中で、当時の区長から民生委員・児童委員の打診を受けました。地域の皆さんが安心して暮らせるよう活動を行っており、現在3期目です。一人暮らし高齢者や障害のある方など、見守りが必要な世帯を訪問しています。その他、会議や各種研修会、街頭募金活動、おいでん祭への出展なども行っています。
訪問先の方と話をした際に、元気な姿やうれしそうな顔を見ると、活動していてよかったと感じます。地域全体が良い方向に進めば、自然と私たち自身の生活する環境も良くなると思います。そんな願いも込めながら、皆さんと一緒に地域をつくっていけたらと思っています。
◇子どもの成長が喜び
桜木地区主任児童委員 鈴木多美さん
PTA役員をやっていたことなどがきっかけで主任児童委員になり、現在は4期目を務めています。日頃、散歩しながら地域の子どもたちを気にかけ、見守りが必要な子育て世帯の様子を市や学校と情報共有する他、月に数回ある会議や連絡会、小・中学校の運動会や卒業式などにも出席しています。
活動する中でさまざまな人と出会って自分の世界もコミュニティーも広がり、忙しくも楽しく過ごしています。また、子どもの成長を見守ることができるという喜びもあります。主任児童委員は、子ども好きで、親身に寄り添える人なら男女問わず向いていると思います。一緒に地域を支える活動をしてみませんか。
■民生委員・児童委員 Q and A
Q:資格は必要ですか?
A:資格や専門知識は必要ありません。市内には、たくさんの仲間が活動しています。分からないことがあれば協力し合えるため、安心して活動することができます。
Q:任期や活動頻度は?
A:任期は1期当たり3年です。月に2回程度、会議や連絡会へ参加し、情報交換などを行います。地区によっては、年に数回、街頭募金活動や地域行事などへ参加することもあります。
Q:報酬はありますか?
A:民生委員・児童委員、主任児童委員は特別職の地方公務員ですが、ボランティアのため給与・報酬は支給されません。ただし、日々の活動に必要な費用の一部は支給されます。