くらし 津島のまちを守るために冠水対策の強化に着手します~雨水管理総合計画を作ります~

■1 はじめに
近年、気候変動の影響により、全国各地で風水害による災害が激しさを増しています。
本市においても平成12年9月に発生した東海豪雨以来、四半世紀ぶりの大雨が、令和7年7月17日に発生しました。
この時、2時間で100mmに迫る記録的な雨量を観測し、市内各所で浸水被害が起こりました。

本市では、昭和26年度より名鉄津島駅周辺において雨水対策を含めた下水道整備に着手しました。
さらに愛知県や地元の土地改良区と協力し、津島市民病院の東側を流れる二級河川善太川の改修や、河川や水路の排水ポンプ施設の改修等を進めてきました。

今後は、地球温暖化による影響により、従来の推計を越えた大雨の発生頻度が高まり、より甚大な浸水被害をもたらす自然災害のリスクが増えることが予測されます。
こうした事を見据え、二級河川善太川や水路の改修、また、下水道施設等の更新を行う際には、今後の大雨等による被害軽減に向けて、施設能力の見直しを行う必要があります。
本市では、これらの対策を計画的・効率的に推進するため、今年度より「雨水管理総合計画」の策定に着手し、河川や水路改修、下水道等施設の更新事業を進めていきます。

■2 雨水管理総合計画とは?
雨水の流れをよくする水路等の改修のほか、加えて「ためる」「しみこませる」などの方法を活用して、総合的に大雨による浸水を防ぎ、安全で快適な暮らしを守るための計画となるものです。
この計画では、効果的な事業の推進にあたり、「再度災害防止」、「事前防災・減災」、「選択と集中」等による浸水リスクを評価し、優先度の高い地域(重点対策地区)を設定したうえで、水路改修や下水道等を整備していくものとなります。

■3 どんなことを進めるの?
(1)過去の降雨データや予測される降雨を元に、既存の下水道や排水路の能力がどの程度不足しているのかを調べ、また冠水の原因となる場所も調べます。
(2)市内をいくつかの排水区に分割し、対策の優先順位をつけます。
(3)昭和39年に供用開始した下水道本管を今後の気象変動を見据えた能力規模に対応できる規模へ改修していくよう設計します。
(4)対策全体の方向性をまとめます。

■4 これからの予定
◇令和7~8年度
計画策定のための基礎調査、津島駅周辺の冠水被害軽減を見据えた新たな下水道本管の概略設計等

◇令和9年度
雨水管理総合計画策定、浸水想定区域図の作成

◇令和10年度以降
排水路改修等の対策を実施

■5 まとめ
雨水管理総合計画を策定したうえで、行政では雨水を「ためる」「しみ込ませる」「安全にながす」ためのハード対策をまとめ、大雨に弱い地域から浸水対策を実施していきます。
また、市民の皆さんにおいても公園や緑地の活用や、家庭でできる災害対策の備えとなるソフト対策を集めるなどして、市全体で風水害に強い都市構造を創り上げていくものです。
今年度より、これら計画の策定に着手し、大雨に強く、より安心して暮らせるまちづくりを推進していきます。

問合:
・都市整備課都市整備G
【電話】55-9687
・上下水道部工務課工務G
【電話】55-9748