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■ホトケドジョウを知っていますか?
ドジョウといえば、ひげがあってニョロニョロと細長い淡水魚を思い浮かべるのではないでしょうか。ひげを使って水底のエサを探す姿は水族館でも人気があります。ところが、今回紹介するホトケドジョウは、水底だけではなく中層を活発に泳ぎ回り、体もそんなに長くない、少し変わったドジョウです。生息場所は、川の中・上流域やその周辺の田んぼや用水路、湿地などに生息し、水質がきれいで植生が豊かな限られた場所だけに生息しています。そして、今そのような環境が減ってきているため、環境省のレッドリスト(2020)と愛知県のレッドリスト(2020)どちらでも絶滅危惧1B類に指定されていて、将来絶滅が心配される種とされています。海浜水族館では、ホトケドジョウの展示とともに繁殖にも挑戦しました。今年の3月には、全長4mmほどの仔魚が確認でき、現在のところエサを食べて順調に成長しています。かわいいホトケドジョウを水族館に見に来てくださいね。

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