イベント 大浜てらまちウォーキングのあゆみ

今年は10月19日(日)9時15分~15時に開催!!
今年は10月19日(日)に開催する「大浜てらまちウォーキング」ですが、その始まりついて知っていますか?
イベントを楽しむだけでなく、この地区ならではの魅力も知ってほしい、そしてよりたくさんの人に足を運んでほしいという思いから、大浜てらまちウォーキングの歴史を紹介します。

・平成9年度
大浜地区の活性化に向け、まちづくり推進協議会が設立。
・平成10年度
大浜の一部エリアを「寺町」として整備。
・平成12年度
大浜地区歩いて暮らせる街づくり推進委員会が設立。「寺・蔵・路地」をキーワードにした第1回てらまちウォーキングを開催。
・平成13年度
当初は小学生が寺で歴史の発表をしていました。また、当時は歩行者天国ではなく、寺や広場で催しをしていました。
・平成21年度
第10回ポスター
・平成23年度
てらまち小僧の初お披露目。公募されたアイデアを組み合わせ、てらまち小僧が誕生。
〔てらまち小僧〕
性別:男の子
年齢:10歳
出身:大浜てらまち地区
特技:釣り
好物:釜揚げシラス
性格:とにかく元気で優しい
小話:お寺パワーでとても賢い頭を撫でてもらうと、賢くなる…かも?てらまち小僧の唄もあるよ!
・平成28年度
大浜にぎわいづくり実行委員会が設立。
・令和元年度
第20回を記念してハイタッチのギネス記録に挑戦!来場者とてらまち小僧が力を合わせて世界記録を樹立しました。
・令和3年度
大浜十ケ寺御朱印が新登場!大浜てらまちウォーキング番外編として、コロナ禍でも楽しめるイベントを開催。
・令和7年度
今年で24回目を迎えるてらまちウォーキング。これからもいろんな企画でにぎわいを作っていきます!
〔大浜てらまちウォーキング〕
日時:10月19日(日)9時15分~15時
場所:名鉄碧南駅以西大浜地区

■十ケ寺の紹介
大浜地区は古くから海運の町として栄え、多くの寺社が建てられました。南北1.2kmほどの大浜てらまち地区には、宗派を異にする10軒の寺院があり、落ち着いた中に威厳や風格が感じられます。10軒の寺院は通称「十ケ寺」と呼ばれ、様々な歴史、伝統があります。

▽海徳寺(かいとくじ)
浄土宗西山深草派 1462年創建
本尊阿弥陀如来坐像(重文)は明治初年の廃仏による伊勢からの渡海仏。山門には市内唯一の金剛力士像(県指定文化財)が安置されている。

▽深称寺(じんしょうじ)
浄土宗鎮西派 1914年創建
御本尊は貞女で知られる加藤菊女や加藤四郎左衛門が崇拝していたと伝わる阿弥陀如来。大浜熊野大神社に加藤菊女の記念碑が建てられている。

▽清浄院(しょうじょういん)
浄土宗 1334年創建
前田利家公先祖と伝わる墓徳川家康公七ヶ寺朱印地の一つ。御本尊阿弥陀如来像には、腹内仏として木彫の阿弥陀如来立像が収められている。港町を見守る金毘羅さんが奉られている。

▽林泉寺(りんせんじ)
曹洞宗 1457年創建
徳川幕府の朱印寺であり、菊間藩の武士から帰依を受けた。
毎週土曜・日曜の早朝より座禅会を無料で開催しており、誰でも参加できる。

▽本伝寺(ほんでんじ)
真宗大谷派 1488年創建
1488年に創建され、1712年現在の地に移転、再建された古い本堂。大浜港奥に位置し、往事の港の繁栄を思わせる古寺、山門の彫刻、樹齢300年の大銀杏は見応えがある。

▽常行院(じょうぎょういん)
浄土宗 1526年創建
岡崎の大樹寺八代目住職が隠居寺として創建した。徳川家より朱印状が与えられた寺で、武田信玄が守り本尊とした日限地蔵や天保年間に信徒が作った千体地蔵が祭られている。

▽称名寺(しょうみょうじ)
時宗 1339年創建
三河松平家(徳川家)と関わりが深い檀林寺院。和田家、松平家ゆかり(県文化財がある)の寺、境内に三州大浜東照宮がある。徳川家康公幼名竹千代は十五世一天和尚が命名。

▽西方寺(さいほうじ)
真宗大谷派 1203年創建
親鸞聖人、蓮如上人血縁の寺。太鼓堂は菊間藩による学校である「新民序」の校舎になり碧南学校教育発祥の地。近代仏教の先覚者・宗 教哲学者である清澤満之終えんの地。

▽観音寺(かんのんじ)
信貴山真言宗 1956年創建
大竹きよ尼開創。通称大竹観音。易占いで有名。大竹常三郎が家に代々伝わる小豆観音を肌身につけて日露戦争に出征。御加護により九死に一生を得て生還。この御仏を万人に広めた。

▽宝珠寺(ほうしゅじ)
曹洞宗 1543年創建
天文年間羽城の主長田重元は城の北西の角に宝珠寺を建立。後に鎮守の稲荷を、有縁の医聖「永田徳本」の遺徳をしのんで「徳本稲荷」と名付け「トクホンサン」の愛称で親しまれている。

※内容は一部、地元に伝承された内容に基づき編集されています。

■みんなが誇れるまちへ
大浜てらまちウォーキング主催の大浜にぎわいづくり実行委員長丹羽さんと副実行委員長松山さんに、てらまちエリアやイベントについて思いを伺いました。

▽大浜にぎわいづくり実行委員会実行委員長 丹羽康道さん
私は19代目住職として林泉寺に務めています。父から住職を承継して約35年になりますが、狭いエリアに寺が集まる地域は珍しく、様々な宗派の違いをイベントを通して一度に楽しむことができます。古くからの町並みが残っていて、景観の良さも魅力の一つです。てらまちウォーキングを通じて魅力を発信し、行ってみたいと思われる町にしていきたいです。
これまで、てらまちエリアに来たことがない人も、イベントを機に足を運んでもらい、てらまちの魅力を感じてほしいです。そして、てらまちがある碧南を誇りに思っていただけたらうれしいです。

▽大浜にぎわいづくり実行委員会副実行委員長 松山五佐雄さん
私は大浜で商売をしていたことがきっかけで実行委員になりました。てらまちウォーキングが始まったときからイベントに携わっています。当初は小学生が寺についての歴史を発表したり、地元の商店街が出店したり、町の中で楽しむイベントでした。着物を着る体験など、当初から変わらない部分にキッチンカーやマルシェなどが加わり、さらににぎやかなイベントになっていきました。
今後は、より多くの商店街から店が参加し、にぎわうことで、てらまちウォーキングが大浜中心のイベントから碧南全体のイベントになることが目標です。

問合せ:大浜にぎわいづくり実行委員会
【電話】95-9894