- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県碧南市
- 広報紙名 : 広報へきなん 2025年10月号 №1971
■企業版ふるさと納税と提案型ネーミングライツ
私の4年間の重点政策の一つに「未来につながる行財政改革」を掲げております。今後もずっと安心して暮らせるまちを目指し、財政運営をしていくことはもちろんですが、民間企業や団体の皆様にもご協力をいただきながら、新たな財源確保をしたり、より柔軟な発想をいただきながら、市政運営を進めていくことはとても大切なことだと考えております。今回はその中から、2つの取り組みを紹介します。
まず1つ目は「企業版ふるさと納税」です。
この制度は、碧南市以外に本社を置く企業の皆様が、地域課題の解決やイベントの開催など、まちを元気にする事業にご支援いただける仕組みです。企業にとっても、寄附額の約9割が税金から控除される大きなメリットがあります。これまでにも、ビーチスポーツ全国大会の開催支援などで、多くの企業の皆様からご支援をいただき、活用させていただいております。今は、海浜水族館で学校と協力して行う環境教育や絶滅危惧種の保護を行う「人と自然をつなぐ学びの拠点事業」、宇宙関連産業の発展を支援する「宇宙開発ベンチャー企業応援事業」に力を入れています。
このような取り組みをご理解いただき、企業版ふるさと納税を通じて碧南市の未来創造にご協力いただいています。
そして2つ目は、今年度から新しく始まった「提案型ネーミングライツ」です。
これは、企業や団体の皆様から自由なアイデアをいただき、施設や設備、部屋、イベントなどに好きな名前をつけていただける制度です。ベンチやウォータークーラーといった身近なものも対象となります。さらに、命名権料はお金に限らず、集客につながる取り組みやサービスの提供などでも代えることができます。市では想像できないようなアイデアで施設の活性化やイベントが盛り上がることができたらと思います。
これからも多くの方々とのご縁を大切にし、皆様との対話を重ねながら、まちづくりを進めてまいります。