スポーツ 東京2025デフリンピック 出場者紹介

デフ(Deaf)とは、英語で耳が聞こえないという意味で、デフリンピックは国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」です。オリンピックと同様に4年ごとに開催され、第1回は1924年にパリで開催されました。今年は100周年の大会で、初めて日本で開催されます。そんな記念すべき大会に出場する市内在住の3選手を紹介します。

◆境橋真優(さかいばしまひろ)選手
陸上(砲丸投げ・円盤投げ)
豊田自動織機陸上部所属、第22回日本デフ陸上競技選手権大会 女子砲丸投げ優勝

▽陸上を始めたきっかけは
中学生の頃、部活とは関係なく陸上の大会に出場し、その時の記録が良かったのがきっかけで本格的に陸上競技を始めました。

▽どのような練習をしているか
体づくり、投げる練習、動きの確認の大まかに3つの練習メニューに分けて取り組んでいます。投げる時にどういう動きをすれば効率良く力を伝えられるかなど、体の動きや筋肉の分析をするのが好きなので、練習の時から楽しんで競技に取り組めています。

▽デフリンピックへの意気込み
日本で開催されるため、自分のパフォーマンスを身近な人に見せられればと思います。初めての国際大会ということで、海外の選手との勝負の雰囲気も楽しみたいです。
ベストパフォーマンスができるよう頑張るので、応援よろしくお願いします!

◆古川瑛梨奈(ふるかわえりな)選手
陸上(やり投げ)
豊田自動織機陸上部所属、第22回日本デフ陸上競技選手権大会 女子やり投げ2位

▽やり投げを始めたきっかけは
中学生の頃は砲丸投げをしていましたが、高校生になって母から他の競技もやってみたらと勧められました。その時に先輩がやり投げをしていたことがきっかけでやり投げを選びました。

▽やり投げの魅力は
やり投げは陸上競技のたくさんの要素が入っています。走って跳んで投げる…他の種目にはない体の使い方が魅力的で、本当にかっこいい競技だと思います。

▽デフリンピックへの意気込み
デフリンピック出場は夢の1つでもあり、出場が決まった時はとてもうれしかったです。大会にはこれまでで1番多くの人が見に来てくれると思うので、最高のパフォーマンスを見せることができるように頑張ります!

◆安田晃斗(やすだあきと)選手
バレーボール
愛天翔所属、SAGA2024全国障害者スポーツ大会優勝

▽バレーボールを始めたきっかけは
小学生の頃はサッカー、水泳、体操を習っていましたが、中学に入って先輩に誘われたことをきっかけにバレーボールを始めました。

▽競技の中での自分の強みは
ポジションがセッターなので、打ちやすいトスを上げられるところが強みだと思います。スパイカーに「打ちやすかった!」と言われるのがうれしいです。

▽デフリンピックへの意気込み
強豪のトルコとウクライナに勝ってメダルを取りたいです。個人的には初の海外の選手との試合なので、楽しみながら勝ち抜きます!耳が聞こえない中どうやって動いているか、点を取った時どうやって喜んでいるかなど、皆さんの視点で注目していただければより一層楽しめると思います。ぜひ応援よろしくお願いします!

問合せ:福祉総務課
【電話】62-1208