くらし 【特集】農業の未来を創る(3)

■支える
生産者として農産物を作らずとも、西尾の農業を支える関わり方もあります。
仕事として農業を応援していく形や消費者として支える形もあるのです。

西尾の農業には、支える関わり方もあります。JA西三河や西尾市は、生産者への支援や農業イベントの開催、市民への情報発信など、いろいろな方法で西尾の農業を支えています。

▽地域農業の基盤
JA西三河は市内農家の生産・経営を生産者に寄り添うパートナーとして支えています。営農指導、購買・販売事業などの部署があり、多方面から充実したサポートを行っています。特に、購買・販売事業では、生産者が安心して農産物を作れるよう、資材を安定的に供給したり、農産物の集荷や選果、出荷までの流通を担ったりしています。また西尾市も、農業経営の設備投資における補助金の申請手続きを支援しています。

▽農業に触れる機会を
JA西三河と西尾市は相互に連携し、情報発信を強化しています。また、市民が農業に親しむきっかけ作りとして、イベン西トの企画・開催もしています。
農産物の旬に合わせて開催される「親子で麦刈り体験」や「サツマイモ堀り」などでは、農業が身近な存在だと再認識できるのもあり、毎回応募が殺到するほどの人気ぶり。親子で麦刈り体験の参加者は「小麦がどんな流れで作られ、収穫されているのかが分かった。普段食べられていることに改めて感謝したい」とイベントを通して感じた農業の大切さを話します。

また、より多くの人に西尾の農業を知ってもらおうと、JA西三河が公式インスタグラム内で、農業イベントの告知やリアルタイムでの農業の様子を発信したり、西尾市が7年6月にインスタグラム「にしお特産図鑑」を開設したりと、情報発信も積極的に行っています。

◎Instagram「にしお特産図鑑」
西尾の特産物の魅力をキャラクターと一緒に紹介しています。西尾の特産物がどんなキャラクターになっているのか、ぜひご覧ください。

まちや(抹茶モチーフ)

◎農業は欠けがえのないもの。それを知ってもらえたら
西尾市の農業は、多種多様な作物が栽培され、全国的にも高い収穫量と品質を誇ります。これは、長年に渡り農地と技術が次世代に継承されてきた結果で、西尾の農業の強みです。私たちの生活の中で、癒やしや豊かな心を育む花き類、生きる上での根底にある食。それを支えている農業は、欠けがえのないものであるのを市民の皆さんに知ってもらえるように、これからも西尾の農業を支え、応援していきたいです。

JA西三河
太田部長

「農業を支える」と一言でいっても、支え方が分からないと感じる人もいるかもしれません。地元で採れた農産物を選び、消費する。それが西尾の農業を支えることにつながっているのです。
あなたも西尾の農業を支える一員になってみませんか

もしも、食卓に野菜や果物が並ばなかったら。大切な家族や恋人に一輪の花をプレゼントしたい時に花がなかったら。私たちの生活の中の当たり前を形作っている西尾の農業が、もし無くなってしまったらと考えたことはありますか。そんな大切な農業を支え、未来へ続けていくためには西尾市の農産物を消費することが大切なのです。

▽地産地消の3つの利点
地元で採れた新鮮な野菜や果物、花などを購入し、消費する「地産地消」。地産地消は、消費者、生産者、環境の3つにメリットがあります。
消費者にとっては、新鮮で農産物の栄養価が高いまま、おいしく食べられたり、長く鑑賞できたりします。また、住んでいる地域がどんな農産物を作っているのか分かり、農産物に対する理解が深まります。
生産者にとっては、輸送距離が短くなることでコストやエネルギーが節約できるだけでなく、地元の農産物を購入した消費者から生の声を聞くことで、ニーズに合った生産ができます。結果、栽培方法の多様性につながり、農業の新たな可能性が見出せます。
環境面では、輸送時に出る地球温暖化の原因である温室効果ガス抑制にもつながります。
そのため、地産地消は良い取り組みとして農業とは切っても切り離せないものとなっているのです。

▽地元の食材を食べる
市内には、西尾産の農産物が購入できたり、味わったりできる店があり、地産地消の取り組みが広がっています。憩の農園ファーマーズマーケットや、道の駅にしお岡ノ山では市内の農家が栽培した新鮮な野菜を購入でき、市内外から多くの人が訪れます。また、隣接しているEat-Village(イートヴィレッジ)内のle MIKAWA(ル・ミカワ)では西尾市の農産物を使ったメニューが提供されています。カヌシャ(南旭町)では西尾産の小麦「きぬあかり」を使った沖縄そばを販売。店主の牧さんは「地産地消は、地域の恵みを生かし、環境と人を守りながら食を未来へつないでいく形。ぜひ、地元の食材を食べてほしい」と、地産地消の大切さを話します。

そして、西尾産の農産物を食べておいしかったら、その「おいしい」を誰かに伝える。その一言が広がっていくことも、西尾の農業を支える行動の一つになります。

◎地元の食材が買える!憩の農園ファーマーズマーケット

住所:斉藤町大割7
電話番号:65・3900
営業時間:9:00~18:00
休業日:第2水曜日、1/1~3