- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県江南市
- 広報紙名 : 広報こうなん 令和7年11月号
■令和7年度江南市一般会計補正予算(第5号)
▽江南市中小企業等エネルギー価格高騰対策支援事業について
問:申請件数として見込んだ件数と実績件数は何件で、件数が増加した要因は何か。
答:予算上は2300件を見込んでいたが、申請は2700件あり、増加した要因は、添付書類を簡素化して申請者の負担を少なくしたほか、江南商工会議所などの各種団体にチラシやポスターを配布して周知を依頼したことからと考えている。
▽道路側溝・舗装等整備事業について
問:側溝・舗装等工事費は、補正予算ではなく当初予算で3億円とすることはできなかったのか。
答:当初予算編成時には、より多くの要望に対応できるよう予算要求を行ったが、財政状況が厳しいことから、1億5000万円の配分となった。
▽こども家庭センター(母子保健)運営事業について
問:産後ケアの事業内容と利用状況はどうか。
答:出産後に心身の休養や育児のサポートを目的とし、宿泊型・通所型・訪問型の3つのサービスの類型があり、育児や授乳方法の指導、母親の不安解消、休息などを支援する。また、利用の状況について令和7年9月10日時点での支出額では、宿泊型が95万1200円、通所型が2万4000円、訪問型が17万7000円の、合計115万2200円となっており、補正予算が認められた場合の補正後の執行率は72.8%となる。
問:市民への周知や外国人への対応はどのようになっているのか。
答:周知については、妊娠届出時の面談や母子健康手帳アプリの導入を促して情報配信を行い、また、外国人の方には外国語版母子手帳の要否を確認し、翻訳ツールを活用しながら対話して周知している。
要望:外国人の方への周知は、一方通行にならず、理解確認まで含めたフォロー体制を構築してほしい。
▽新学校給食センター整備事業について
問:物価と金利の変動を反映したことで、当初の施設整備費から最終的に幾らになったのか。
答:当初の施設整備費は、割賦料を含め、45億2588万8830円で、今回の金利の変動に伴い、基準金利が上昇し、割賦利息が増額になったことから、最終的には、52億4484万6165円になる。
▽特定教育・保育等事業について
問:布袋駅ぽっぽ園みなみは、令和8年4月から開始予定とされている、こども誰でも通園制度の実施候補施設としているのか。
答:布袋駅ぽっぽ園みなみ、布袋ぽっぽ園および令和8年4月に開園予定の布袋駅ぽっぽ園きた、の3施設を候補として事業者と協議を進めている。
要望:駅に近い民間保育施設は、どこも利用者の人気が高いが、3歳を迎え公立園に移った際に、同様のサービス水準で保育を提供できるよう努めてほしい。
▽情報システム管理運営事業について
問:委託料が高額であるが、オーバーホールを実施することとなった理由は何か。
答:平成26年度に調達した発電機について、令和5年度にオーバーホールを行う予定であったが、一度見送っていた。令和7年6月の定期点検でオイル漏れが発見され、緊急で実施することになった。
▽スマート窓口推進事業(布袋支所)について
問:導入するシステムをどのように活用していくのか。
答:職員が来庁者に操作方法を説明しながら対応する予定。
問:布袋支所の利用者は年間何人ぐらいか。
答:来庁者数は把握していないが、各種証明書の交付件数、市税の収納件数、布袋ふれあい会館貸館の件数などを合計すると、年間で1万1572件の利用がある。
▽財政調整基金について
問:令和7年度末における財政調整基金残高の見込みはどうか。
答:今後の補正予算の状況にもよるが、約22億円前後になる見込み。
▽歳入の繰越金について
問:純繰越金が約15億円と、例年より多くなった理由は何か。
答:歳出で民生費の扶助費の不用額が多くなったこと、歳入で株式等譲渡所得割交付金や地方消費税交付金などの交付金が予算を上回ったことが主な理由である。
問:純繰越金が多くなっているが、補正予算において不用額を減額するべきではなかったのか。
答:例年3月補正予算で不用額を減額しているが、令和6年度の不用額の主なものは3月まで額が確定しない民生費の扶助費であったため、3月補正予算で減額することは難しかった。
▽消防団運営事業(非常備)について
問:国の補助金が不採択になったのはなぜか。
答:県に問い合わせたが理由は明らかにならなかった。国の事業であり、全国単位での配分バランスの調整によるものが考えられる。
要望:消防団員に、活動服に加え半纏も配布してほしい。
