文化 【特集(3)】令和7年 しんしろ戦国絵巻

■長篠設楽原の戦い450年
450年前、設楽原を舞台として繰り広げられた長篠・設楽原の戦い。織田・徳川連合軍と武田軍、双方の考え抜かれた戦術の戦いが歴史を大きく動かすことになりました。
日本各地に有力な戦国大名が郡雄割拠(ぐんゆうかっきょ)するこの時代、奥三河には、山家三方衆(やまがさんぽうしゅう)と呼ばれる国衆がいました。東に今川・武田、西に織田・松平などの有力大名に囲まれたこの地では、自家の存続のため、めまぐるしく従属関係を変えなければならず、時には親子が敵味方に分かれて戦うこともありました。
天正3年(1575)、奥平信昌(おくだいらのぶまさ)が徳川氏の家臣として長篠城に入ったことから、歴史は動きだします。
その城をめぐって設楽原で繰り広げられた織田・徳川連合軍の鉄砲と馬防柵、武田の騎馬隊の戦いは、斬新な戦術を追求した信長と、伝統的な戦術に秀でた勝頼との激突であり、新旧の戦術がこの地で対決しました。

◇第60回長篠合戦のぼりまつり
毎年5月5日に開催される「のぼりまつり」は、今年で60回目を迎えます。
50年以上に渡り「のぼりまつり」に出演をしていただいていた、米沢藩古式砲術保存会、日本前装銃射撃連盟伝砲会は今年が最後の出演となります。その雄姿をぜひ会場で見届けてください。
日時:5月5日(月)午前9時30分~
内容:法要、出店、合戦行列、火縄銃演武、長篠陣太鼓演武、弓の演武など
※詳しいスケジュールなどは観光協会ホームページをご覧ください。
場所:長篠城址
駐車場:ふれあいパークほうらい(1台1000円。無料シャトルバスが随時運行)
その他:当日は長篠城址周辺道路で一部交通規制を行います。

問合せ:市観光協会
【電話】21-0015
ホームページID:902939213

◇第44回作手古城まつり
応永31年(1424)に奥平貞俊によって築城された亀山城の城址を中心に開催します。
ミニ鉄道体験乗車もあり、小さなお子さんも楽しめます。
日時:5月11日(日)午前9時30分~
内容:戦没者供養、火縄銃演武、長篠・設楽原鉄砲隊との撮影会、和太鼓演奏、物産展など
※詳しいスケジュールなどは、市ホームページをご覧ください。
場所:亀山城址、道の駅つくで手作り村
駐車場:つくで手作り村、作手総合支所など
その他:作手総合支所から無料シャトルバスが随時運行しています。

問合せ:作手地域課
【電話】25-7876
ホームページID:457566378

◇第36回設楽原決戦場まつり
決戦の後、設楽原には命を落とした多くの将兵が横たわっていました。村人は敵味方関係なく、ねんごろに供養を行い続けてきました。
そうした想いを多くの人たちに知ってもらいたいと始まった設楽原決戦場まつりは今年で36回目を迎えます。
日時:6月15日(日)午前10時~
内容:法要、武者行列、太鼓演武、火縄銃演武など
場所:信玄塚、設楽原歴史資料館、馬防柵
駐車場:(株)新東工業など
その他:鉄砲隊の皆さんと一緒に武者行列に参加していただける方を募集しています。詳しくは市ホームページをご覧ください。

問合せ:設楽原歴史資料館
【電話】22-0673ホームページID:871408816