しごと 福祉のお仕事 第12話

新城市には「新城市福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例」があります。福祉に関わる仕事は多岐にわたり、私たちの生活に欠くことはできません。やりがいと魅力ある「福祉のお仕事」を隔月で紹介します。

全ての人が住み慣れた地域で安心して生活し、誰ひとり取り残されないためには、その人自身の努力も必要ですが、地域とのつながりも大切です。また、専門職などの支援・連携など幅広い協力が必要です。
高齢者福祉の仕事は数多くあります。介護施設の1つに、「介護老人保健施設」があります。病院と自宅の中間施設として、退院後の在宅復帰を目指した介護や看護、機能訓練、その他必要な医学的管理や日常生活のお世話をする施設です。そこでは「理学療法士」も働いています。

■理学療法士の仕事
理学療法士は、病気や怪我、老化などで身体機能が低下した人に対して、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活を送れるよう支援する仕事です。

■お仕事をされている方に聞きました!理学療法士
・新城介護老人保健施設 サマリヤの丘 理学療法士瀧下 絵美(たきした えみ)さん

◇この仕事に就いたきっかけはなんですか?
高校2年生の保健の授業で理学療法士の仕事を知りました。悩みを聞きながら身体の回復を支えられることに魅力を感じ、自分もこの仕事を目指したいと思いました。病院で急性期、外来、療養、訪問リハビリを経験し、介護老人保健施設へ就職。現在は4人の子どもを育てながら精一杯仕事に打ち込んでいます。

◇仕事の魅力はなんですか?
サマリヤの丘には入所と通所でリハビリの利用者さんがいます。
入所者さんは施設で生活するため、1日の動きに合わせたリハビリを実施し、他職種やご家族と連携しながら、より良いケアを目指します。
通所の利用者さんとは、不安や困りごとを話し、運動指導を行い、心身ともに支えています。毎日違う課題に向き合うため、やりがいが大きく、「ありがとう」と感謝の言葉をいただくことが何よりの喜びです。

◇この仕事に興味のある方へメッセージをお願いします
理学療法士の仕事内容は職場によって異なります。就職先の特徴をよく知り、自分が何に興味を持っているのかを考えることが大切です。知識を深めることで、利用者さんに提供できる選択肢が広がり、より良い支援につながります。向上心を持ち、学び続けたい方にぜひ挑戦してほしい仕事です。

問合せ:高齢者支援課
【電話】23-7688