しごと こんにちは、市長です Vol.6

市内企業を訪問し、社長と対談

技術革新が急速に進み、産業構造や働き方が大きな転換点を迎える今、企業にはこれまで以上に柔軟な発想と持続的な成長力が求められています。
今回訪問した企業には、そうした変化を真正面から受け止め、果敢に一歩を踏み出す力強い姿勢を感じました。市の産業を支える企業の魅力を、現場で重ねた対話を通じてお届けします。

■社名変更で新たな成長へ挑む
株式会社Ntoc
創業:1964年
所在地:北崎町
社長と社員の距離が近い、風通しの良い社風とチャレンジ精神で成長加速。
代表取締役の中島伸夫さんは「特殊鋼にとどまらず、幅広い事業領域へ展開したい」と語り、昨年9月に社員と意見交換を重ねた結果、「中島特殊鋼」から「Ntoc(エヌトク)」へ社名を改称しました。
創業当初は鋼材卸が中心でしたが、現在は加工領域にも注力し、ウオータージェットによる難加工品にも対応。自動車・産業機械・航空機など多様な分野と取引し、新規技術の研究開発の支援を含む、時代に合った付加価値を提案しています。
風通しの良い社風により、社員数は10年間で倍増。奨学金返還支援制度の導入など、安心して働ける環境づくりにも力を注いでいます。

○OKAMURA note
社長と社員が一体となり、新たな成長に挑む力強さを感じました。今回の社名変更を機に、さらなる飛躍を期待します。

■女性活躍のモデル企業
株式会社伊藤スプリング製作所
創業:1955年
所在地:一屋町
子育て世代をみんなで助け合う温かな企業風土が定着。
自動車用ワイヤーハーネスなど精密部品の製造を行う同社は、スリランカにも工場を持ち、製品を世界へ展開。ボールペンのバネ部品など、身近な製品にも同社の技術が生かされています。
「社員の半数以上が女性で、子育て世代も多くこどもの体調不良時には自然に助け合う風土がある」と話す代表取締役の川嶋実和子さん。健康経営にも力を入れ、有給休暇の取得率は高く、完全週休二日制を徹底するなど、メリハリのある働き方を推進。全国の女性経営者が参加する「ものづくりなでしこ」に加盟し、女性の視点を生かした経営や環境づくりに取り組んでいます。

○OKAMURA note
社長の柔軟で情熱あるリーダーシップ。女性活躍推進を掲げる本市の象徴的な企業でした。

■積極的な設備投資
株式会社ワークアップアサクラ
創業:1973年
所在地:宮内町
大手自動車メーカーとの直取引を軸に着実に成長を続ける。
国道155号沿線で新工場を稼働させた同社は、大手自動車メーカーとの直取引を軸に、ガソリン・ハイブリッド・EVのいずれにも対応する多様な部品のプレス加工・表面処理を手掛けています。
同社は大府と東浦に工場を構え、各工場には約35人が勤務。代表取締役の朝倉洋一さんは「寮の整備、余暇活動や外国人実習生の生活支援などに気を配っている」と話します。社員同士の交流促進や健康づくりにも積極的に取り組んでいました。受注は着実に拡大し、隣接地では新工場の建設も進行中。
将来を見据えた設備投資により、さらなる成長を目指しています。

○OKAMURA note
自動車業界の将来見通しの不確実性の中でも、的確な情報収集と計画的な設備投資により、力強い成長性を感じました。

■世界で活躍するフォークリフトメーカー
住友ナコフォークリフト株式会社
創業:1970年
所在地:大東町
「働きやすさ」と「働きがい」を両立し、社員エンゲージメント向上に挑む企業。
50年以上にわたり、市内でフォークリフトの設計・製造を続ける同社。国内外に幅広く展開し、年間販売台数は1万台を超えます。約400人の社員が本社部門をはじめ、設計・製造などの各部門で活躍していました。
人材定着に向けては「働きやすさ」と「働きがい」の両面を重視。特に社員のエンゲージメント向上に積極的で、従業員が会社の方針に共感し、誇りを持って働ける環境づくりに力を入れています。
大東小学校の見学受け入れを毎年行い、こどもたちがものづくりに触れる機会を提供。地域に根差した企業として地域貢献にも積極的でした。

○OKAMURA note
社員が安心して働ける環境を整え、働きがいを育む姿勢は、多くの企業にとってのモデルケースになると感じました。

■「愛知環境賞」金賞受賞
株式会社名南製作所
創業:1953年
所在地:梶田町
ユニークな組織づくりと高度な木材加工技術で、国内外の需要に応える開発型企業。
住宅建設部材の合板を製造するために必要な合板製造機械の専門メーカーの同社。その高精度な加工技術は国内外から高い評価を受け、国内シェアは驚異の88%。さらに、加工が難しいスギ・ヒノキなど国産材の加工技術を開発した功績により、「愛知環境賞」の金賞を受賞しました。
同社は、役職を設けないフラットな組織体制や社長を含む役員を社員の選挙で決めるなど、ユニークな取り組みを半世紀にわたり継続。「組織のあるべき姿を模索してきた結果」と代表取締役社長の長谷川英生さんは語り、社員同士が率直に意見交換できる風土が根付いていました。

○OKAMURA note
国産材の課題解決で「愛知環境賞」の金賞を受賞したことは、市内企業の誇りであり、地域にとって大きな財産です。

■AFTER TALK
今回の5社は、将来を見据えた設備投資や環境への配慮、女性活躍の推進、挑戦を恐れない組織文化、世界に挑む姿勢など、多彩な魅力にあふれていました。
地域に根差して成長を続ける企業一つ一つが、市の誇りであり財産です。現場で伺った声を市政に生かし、企業と共に歩むまちづくりを進めていきます。
企業訪問は、これからも続きます。次回のレポートをお楽しみに!

○市ウェブサイト「こんにちは、市長です」
訪問の様子や対談の内容を市ウェブサイトで紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

問合せ:
企画広報戦略課【電話】45-6214
商工業ウェルネスバレー推進課【電話】45-6227