- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県尾張旭市
- 広報紙名 : 広報おわりあさひ 2025年6月号
■凡事徹底 ID:34636
令和5年2月の市長就任以来、私が、庁内で愚直に、かたくなに続けていることを紹介します。
二つありまして、一つは、在席時は基本毎日、職員との「ランチミーティング」です。3月末までの26カ月間で、コツコツときり良く250回を数えました。
参加者の役職・年齢は問わず、人数も自由(と言っても、席の関係で、私以外6名まで)。あくまでも本人希望を前提に、消防署や保育園などの現場も含めた職員と、市長室でお弁当持参のランチをします。
私からは極力仕事の話はせず、世間話や無駄話を心掛けていますが、40分間、市長と膝を交えるチャンスでもあり、資料持参でエントリーする者も。それはそれで、仕事への熱意の表れと評価をすべきと考え、歓迎をしています。
秘書課が日程調整をしてくれるのですが、2年以上、途切れることなく、楽しかったからと、メンバーを変えて何度も参加する職員も多く、盛況ぶりをうれしく思っています。
もう一つ、「朝の挨拶運動」と名付けて、週一回を目標に職場巡回を続けています。同期間で、54回実行しました。
朝一番の15分ほど、庁内を回り、時には庁外施設も訪ね、職員に「おはようございます」と声を掛けます。私から挨拶をすれば、返事を半ば強要(笑)しているわけで、意思疎通の第一歩となります。最初は皆、戸惑っていましたが、最近は大きな声で笑顔の挨拶をしてくれます。これまた不定期の巡回にもかかわらず、仕事の確認や一言の報告のために、当たりをつけて待ち受ける猛者もあり、私の拘りへの共感と素早い適応に感心しつつ、心地よく受け止めています。
今月は、フランスの作家、アンドレ・ジッドの名言です。
「平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである」
継続は力なり、凡事徹底ですね。