- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県豊明市
- 広報紙名 : 広報とよあけ 令和7年12月1日号
◆民生委員・児童委員、主任児童委員に感謝
豊明市長 小浮 正典(こうきまさふみ)
この12月に地域を見守っていただいている民生委員・児童委員、主任児童委員の一部の方が任期満了で交代されました。長く委員をされてこられた方々に深く敬意を表します。また、引き続き、あるいは新たに委員をされる方々には心から感謝申し上げます。
民生委員は、厚生労働大臣から委嘱される非常勤の地方公務員で、児童福祉法に基づく児童委員を兼ねています。ボランティアで自分の住む地域の高齢者世帯を訪問したり、子育て世帯の相談に乗ったりして、住民の皆様に困ったことがないか見守っていらっしゃいます。民生委員制度は大正時代に始まり、100年以上の歴史をもつ、世界でも類をみない「おたがいさま」を大事にしてきた日本独自の制度です。
豊明市の民生委員・児童委員の定員は99人、この委員の中から選任される主任児童委員は6人です。全国的に定員割れが起きています。長く務めてこられた方が高齢になられ、後任が見つからないことが主な理由です。豊明市の現状はなり手不足で、元区長さんや元町内会長さんが委員になられているケースもあります。
民生委員・児童委員や主任児童委員は、とても大事な仕事を担っていらっしゃいます。一方で、問題がわかれば、自分一人で解決する必要はなく、市役所や社会福祉協議会に連絡いただき、その後は職員らが当該住民のサポートをしますので、大きな責任を負うことはなく、大事な「かすがい」=つなぎ役です。
12月の改選では地域ごとに必要な人員がすべて決まりました。しかし、各地域ともなり手不足に変わりはありません。「次は自分が」と手を挙げていただく方が増えれば、とてもうれしく思います。
