- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県豊明市
- 広報紙名 : 広報とよあけ 令和7年12月1日号
ひきこもり相談窓口「はばたき」では相談者に合わせたオーダーメイドの支援を行っています。
◆ひきこもり相談窓口「はばたき」[相談無料][秘密厳守][匿名OK]
【電話】0562-93-5051
【電話】080-6900-7941
とき:午前8時30分~午後5時15分(土曜・日曜日、祝日を除く)
ところ:市総合福祉会館(新田町吉池18-3)
対象:市内在住で、自宅にひきこもりがちな、社会とのつながりが希薄な人とそのご家族など(義務教育終了後からおおむね64歳まで)
ひきこもり相談窓口「はばたき」(以下はばたき)へ相談に来たKさんの、ひきこもりから一般就労に至ったケースをご紹介します。
30代のKさんは大学卒業当時、就活で挫折し、面接に強い不安を覚えて以来、外に出て人と話すことができず約10年間ひきこもり状態でした。
▽初回…家族相談
父がはばたきに相談。利用できそうなサービスや家族の関わり方を一緒に検討。
▽4か月後…本人相談
Kさんもはばたきに相談。Kさんから直接話を聞くことで、希望に合わせた支援の提案。
▽5か月後…居場所支援
居場所支援「フリースペース・スワ
ロー」に参加。会話が苦手なKさんは人と話すことに慣れることからスタート。
▽3年後…就労相談
3年間家族相談や本人相談、居場所支援を継続。その後Kさんの意思により就労相談を開始。
▽3年半後…就労訓練・バイト
いきなりの就職は不安なため、社会福祉協議会で週3日、3時間簡単な仕事の体験をする「就労訓練」を実施。その後、週4日、6時間のバイトを8カ月間継続。
▽4年半後…就職
興味のあった機械製造系の正社員として就活を開始。はばたきが同行し、気になる会社への見学や、履歴書の添削・面接の練習などを行った後、志望する会社の採用試験を受け、就職。
◆はばたきに相談に来てから4年半経った今、Kさんは正社員として働いています。
Kさんと職場の社長へインタビュー
▽はばたき
Kさんが相談に来た当初は人と話すことに苦手意識があり、面接を不安に感じていたようですが、実際に面接をしてみてどうでしたか?
▽Kさん
はばたきで面接の練習をしたり、一緒に職場へ見学に行ったりすることで、面接への緊張は和らぎました。
▽社長
働きたいという熱意を感じました。働いているところを見てもひきこもりだったという感じはせず、よく頑張ってくれています。
▽はばたき
Kさんは会社で働いてから何か変わったことはありますか?
▽Kさん
入社してから砥石技能の資格を取りました。
▽はばたき
お2人からひきこもり状態の人へメッセージはありますか。
▽社長
ひきこもりの期間というのは、長い人生のほんの少しの時間。それを「貴重な体験」とし、未来に希望を持ってつなげてほしい。
▽Kさん
何かきっかけがあれば変わっていけると思います。
そのために健康の管理など準備はしておくと良いです。私は、はばたきに来たことで少しずつ変わってこれました。全然人と喋れないところから、正社員として働けるところまでのサポートをしてもらえました。
※インタビューの全文はひきこもり相談窓口「はばたき」ホームページに掲載しています。
◎まずはどうしたらいいの?
初回相談は、来所か電話でお話を伺います(問い合わせはメール可。【メール】[email protected])。
どんな小さなことでもまずはお話をお聞かせください。
