くらし [防災週間8月30日(土)~9月5日(金)]9月1日は防災の日です

大正12年9月1日に発生した関東大震災にちなみ、9月1日が「防災の日」として制定されました。
また、この日を含む1週間が「防災週間」とされています。これを機に改めて防災について考えてみましょう。

◆[共助]災害時には地域の人の力が必要です!
災害時、いざというときに頼りになるのは、町内会などの地域の人や、隣近所をはじめとした住民同士の助け合いです。日ごろからの地域の関係づくりが、いざというときの助け合いにつながります。

《平時からの取り組み》
○顔の見える関係づくり
日ごろからの声掛け、見守り活動
○情報の整理・収集
支援が必要な人の情報を集める
○助け合いの体制づくり
安否確認や情報伝達の方法を決める
○防災訓練の実施
避難場所やルートの確認

《災害時の助け合い》
○近所での声掛け
安否確認・災害情報の伝達
○必要に応じて支援
避難場所へ誘導・救出救助に協力

◆避難行動要支援者支援制度~地域で取り組む助け合い~
介護が必要な高齢者や障がいのある人など、災害時に自ら避難することが困難で、支援を必要とする人(避難行動要支援者)に対し、自主防災組織、町内会、民生委員などの「避難支援等関係者」が連携して支援をしていく制度です。
市では「避難行動要支援者名簿」を作成し、平時から「避難支援等関係者」に提供することで見守り活動を行うなど、地域での助け合いの取り組みにつなげています。

◆避難行動要支援者名簿
市では以下のいずれかに該当し、同意を得た人を避難行動要支援者として名簿に登録しています。
○介護保険法に基づく要介護状態3以上の人
○身体障害者手帳1級または2級をお持ちの人
○療育手帳A判定をお持ちの人
○精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの人
○その他(75歳以上かつ要介護状態1~2の人、医療的ケア児など)
※施設入所や長期入院中の人は対象外です。

▽登録
長寿課または地域福祉課へ直接
▽受取
名簿を支援に活用する場合、長寿課または地域福祉課で申請

◎普段から見守り、声掛け活動、防災訓練などを行い顔の見える関係をつくりましょう!

◆[自助]自助なくして共助なし!一人ひとりの備えが大切です。
▽家具転倒防止器具取付事業
日ごろから家具の固定や配置を工夫して地震に備えましょう。

▽ブロック塀撤去事業費等補助金
地震によるブロック塀などの倒壊を未然に防ぐため、市では市内の危険なブロック塀などを撤去する人へ補助金を交付します。また、ブロック塀などの撤去に伴い、地震に対して安全なフェンスや生垣などを設置する場合、その設置についても補助を行います。
対象となる工事や補助金額などの詳細は市ホームページをご確認いただくか、防災防犯対策課へお問い合わせください。

《甚大な被害をもたらした東海豪雨から25年》
平成12年9月11日~12日にかけて東海地方を襲った集中豪雨では、日最大1時間降水量97mm、最大日降水量428mm、最大24時間降水量534.5mmを記録(名古屋地方気象台観測)し、昭和34年の伊勢湾台風以来の被害となりました。

▽当時の様子(平成12年9月12日撮影)
※詳しくは広報紙7ページをご覧ください。

▽市の取り組み
東海豪雨以降、治水対策を見直し平成14年度に豊明市総合治水対策基本計画を策定、平成30年度に修正を行いました。この基本計画を基に総合的な治水対策に市内全域で取り組んでいます。
○洪水調整池の整備
○ため池改修(洪水調整機能設置、低水位管理など)

▽みなさまの協力が必要な治水対策
○雨水貯留浸透施設の設置
市内の宅地などに雨水貯留浸透施設(雨水タンク、浸透ますなど)の設置工事を行う人へ補助金を交付します。
○田んぼダム治水対策(流量調整排水ます設置)
浸水被害を軽減させるために排水ますの設置や畦畔(けいはん)を補強する人へ補助金を交付します。
詳細は市ホームページをご確認いただくか、土木課へお問い合わせください。

▽風水害への備え
大雨や台風はある程度予測できるため、いざというときに慌てることがないよう、平時からどのように行動するか決めておくことが大切です。まずはハザードマップでお住まいの地域の水害リスクを確認し、発災時の行動をマイ・タイムラインにてあらかじめ決めておきましょう。マイ・タイムラインの詳細は市ホームページをご確認ください。
風水害が発生する恐れのあるときは、こまめに気象情報や避難情報を確認し、風で飛ばされそうな物の固定、非常持出袋の確認などを今一度行いましょう。

◆図書館特設コーナー展示
テーマ「未来を守る、災害への備え」
8月30日(土)~9月15日(月・祝)に防災に関する本や資料などを紹介する防災関連の展示を行います。「東日本大震災」をテーマにした紙芝居も設置します。この機会に防災について学び、災害への備えをしっかりと考えてみましょう。

◆防災防犯対策課公式Instagram
市で備蓄している資機材の取り扱いや各種防災行事など、防災に関することを発信しています。
ぜひフォローして、災害に備えましょう。

問合せ:
・防災防犯対策課防災・消防係
【電話】0562-92-8305
・長寿課地域ケア推進係
【電話】0562-92-1261
・地域福祉課障がい福祉係
【電話】0562-92-1119
・土木課土木係
【電話】0562-92-1116