- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東郷町
- 広報紙名 : 広報とうごう 2026年1月号
今、東郷町でキラリと輝いている人にフィーチャー!
”何世代にも渡って愛されますように。高校生が描いた富士浅間神社の天井画”
■東郷高等学校美術コース
◇日本古来の画材を用い東郷の自然や四神(ししん)を描く
東郷高校美術コースの生徒が、富士浅間神社の天井画を制作。12月21日に第一期の画が奉納され、参拝される皆さんにお披露目となります。これは「より地域の人に親しまれてほしい」という思いや、富士浅間神社と東郷高校のつながり、そして美術コースを担当する先生たちの指導で実現しました。
「高校生が神社の天井画を描けるなんてすごいこと。何百年と残る画なので、一人ひとりが責任感を持って取り組んできました」と先生は語ります。
生徒たちは富士浅間神社へスケッチに行き、描きたいモチーフを選定しました。
地元企業や地域の人からの支援を受け、伝統的な日本画の画材を使用。生徒たちが自ら岩絵の具や水干(すいひ)絵の具と膠(にかわ)を混ぜて、裏打ちした雲肌麻紙(くもはだまし)に描くことで、本格的に日本画を学ぶ機会となりました。絵の具は混色が難しいため、塗り重ねる技法で美しい風合いを生み出しながら、経年劣化が進みにくいよう考えられています。指導には、愛知県立芸術大学、名古屋造形大学、名古屋芸術大学の日本画の先生の協力も得られました。
野の草花や蝶といった東郷町の自然と神紋(しんもん)や四神(ししん)を、生徒たちが丁寧にかつみずみずしく表現。
「神聖で誇らしい気持ちです」「できる限り丁寧に細かく描き込みました」と振り返ります。
3年生25人は先に描き上げ、受験勉強に専念。11月に2年生16人が自分の画を仕上げました。参拝の時間がますます楽しみになりそうです。
◇PROFILE 東郷高等学校 美術コース
県内で唯一、普通科の中に美術コースがあり、2年生から選択が可能。全国の国公立・私立の芸大・美大・教育大への進学を目指し、将来、教員などの指導者や、芸術文化の発展に寄与できる人材の育成を目標とする。美術コースは、1年生では一般教科に重点を置き、基礎学力を身に付ける。2年生でも一般教科を学習しながら、週5時間、絵画やデザインの基礎を学ぶ。3年生では絵画とデザインに専攻を分け、週10時間、個々に必要な美術の力を身に付ける。1年生の間は美術部に入って技術を磨き、2年生からの美術コースに備える生徒も多い。
