健康 今月のHOT NEWS 口腔ケアは体全体の健康に直結!歯のケアを習慣にしましょう(1)

「歯周病」や「予防歯科」と聞いても、「自分には関係ない」と思っている人もいるのでは。
実は40代の約50%の人が歯周病だといわれ、また、50代以上の人は治療以外で歯科に行く機会が少ないため、「オーラルフレイル」の症状が見られる人もいるのです。
お話を伺ったのは…愛豊歯科医師会 武藤直広先生

Q:どうして歯周病検診を受けないといけないの?
日本人の40歳以上の約8割が歯周病といわれています。歯周病の多くは日頃の歯磨きや、定期的な歯周病検診を受けることで予防することができます。

Q:全身の病気と歯周病の関係について教えて!
歯周病やその原因菌は歯を失う原因になるだけでなく、糖尿病や心疾患、脳卒中、誤嚥(ごえん)による肺炎など全身の病気を引き起こす原因となります。

Q:歯周病検診はどれくらいの頻度で行けばよいの?
歯周病検診の頻度は大人で3〜6カ月に1回程度が推奨されています。虫歯や歯周病にかかりやすいと思われる人であれば、頻度が高くなることもあります。

Q:受診を迷っている人へのアドバイスを!
「歯医者は10数年ぶり」という患者さんでも適切なブラッシング指導を受けて、歯周病の進行を止めることができます。長く元気で過ごすために、歯周病検診を受けましょう!

◆8020運動とは?
8020(ハチマルニイマル)運動とは、80歳で自分の歯を20本以上保つことをめざす歯の健康づくりの目標です。
東郷町では、8020表彰として、昭和21年3月31日以前に生まれた人で、自分の歯が20本以上ある人を表彰しています。

◆8割の人がかかってる!?歯周病と歯周病検診について
歯周病菌は全身に散らばり、全身疾患の原因となります。検診を受けて、歯周病を予防し健康な歯で健康生活を!!
対象者:町内に住所を有する昭和20年、24年、30年、35年、40年、45年、50年、55年、60年、平成2年、7年生まれの人
検査内容:問診、口腔内検査、保健指導、昭和24年生まれの人のみ口腔機能評価検診
※検診結果で要精密検査と判定された人の再検査および治療、歯石除去などの費用は本人負担となります。
実施期間:6月1日~12月末日
負担金:400円
実施場所:町指定歯科医院(下表)
持ち物:令和7年度歯周病検診受診券(対象の人には事前に郵送しています)、マイナ保険証などの本人確認書類、負担金
(1)昭和20年、24年、30年生まれの人
(2)生活保護世帯の人
(3)町民税非課税世帯の人
(1)~(3)の人は無料です。
ただし、(2)(3)に該当する人は事前の申請が必要となりますので、成人保健推進室までお越しください。

※口腔機能評価検診が実施できる医療機関は、★マークの医療機関のみ